ブックタイトル高等学校情報 Scratchとドリトルではじめるプログラミング

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概要

高等学校情報 Scratchとドリトルではじめるプログラミング

22 図形に命令しよう ?図形オブジェクト・組図形オブジェクトの利用? 23S c r a t c h ドリトル図形に命令しよう図形オブジェクト・組図形オブジェクトの利用ここではロボットの顔を描画しながら、図形オブジェクトや、複数の図形をまとめた組図形オブジェクトの扱い方を学びます。これらのオブジェクトの扱い方を覚えると、自由にイラストを描けるようになります。完成例Themedolittle3プログラムかめた=タートル!作る。右目=「かめた!30 歩く 120 左回り。」!3 繰り返す (青) 図形を作る。左目=右目!作る 50 0 移動する。口=かめた!15 円 (赤) 図形を作る 40 ?15 位置。かめた!90 向き。輪郭=かめた!50 歩く 30 右回り 50 歩く 60 右回り  70 歩く 60 右回り 50 歩く 30 右回り 50 歩く  閉じる 図形を作る ?20 ?50 位置。かめた!消える。ロボット=図形!(右目)(左目)(口)(輪郭)結合する。ロボット!20 左回り。ステップ2 オブジェクトを複製する左目=右目!作る 50 0 移動する。¢ ∞¢ 「右目」の複製として「左目」をつくる。∞「 左目」を右に50移動する。TIPS 「移動する」命令の2つの引数は右方向と上方向への移動距離です。左方向や下方向へ移動する場合は負の数を指定します。一方、次のステップ3に出てくる「位置」命令では、配置する座標を指定します。違いに気をつけて使い分けましょう。【確認】「作る」命令で「右目」を複製して、「左目」をつくることができました。次は口を描きます。ステップ1 描画した図形をオブジェクトにして操作するかめた=タートル!作る。「かめた!30 歩く 120 左回り。」!3 繰り返す。右目=かめた!図形を作る。 ?右目!(青) 塗る。 £右目=「かめた!30 歩く 120 左回り。」!3  繰り返す (青) 図形を作る。! 正三角形を描き、?「 右目」という名前で図形オブジェクトにする。£「 右目」を青で塗りつぶす。TIPS 「かめた」の描いた図形は、「かめた」の一部です。「図形を作る」命令を使うことで、独立したオブジェクト(図形オブジェクト)になります。塗りつぶしなどに使用する色は()で指定します。黒・赤・緑・青・黄色・紫・水色・白の8色を使うことができ、自分で色をつくることもできます。【確認】図形オブジェクトにしたことで、£のように直接図形に命令できるようになります。ステップ4 輪郭を描くかめた!90 向き。 a輪郭=かめた!50 歩く 30 右回り 50 歩く 60 右回り 70 歩く 60 右回り 50 歩く 30 右回り 50 歩く 閉じる 図形を作る ?20 ?50 位置。かめた!消える。 ?1a 「かめた」を上向きにする。?0 「輪郭」を描いて図形オブジェクトにする。?1 描画が完了したので「かめた」を隠す。TIPS 「向き」命令の引数は、方向を示す角度です。「左回り」「右回り」命令と異なり、現在の向きに関係なく、方向を指定することができます。「閉じる」命令は、描き始めの点までの線を描きます。長さや角度を計算する必要がないため、「輪郭」のような多角形を描く場合に便利です。【確認】ロボットの絵が完成しましたが、このままでは単なる部品の寄せ集めです。次のステップで、すべての部品をまとめて1つのオブジェクト(組図形)にします。ステップ3 口を描く口=かめた!15 円 (赤) 図形を作る 40 ?15 位置。§ ¶ ?§ 半径15の円を描き、¶ 赤で塗りつぶして、図形オブジェクトにする。? 指定した位置に配置する。【確認】命令を続けて書くことで、「口」を1行で描画することができます。§の「円」命令は引数で指定された半径の円を描きます。半径が正の数なら円はタートルの右側に描かれ、負の数なら左側に描かれます。これでロボットの顔は完成です。組図形オブジェクトにすることで、ロボットの顔全体に対する操作ができるようになりました。描いた図形をオブジェクトとして動かすことができるのは、ドリトルの特徴のひとつです。いろいろなイラストを描いて、図形オブジェクトや組図形オブジェクトを扱う感覚を身につけましょう。● やってみよう1. プログラムを変更して、右の図のようにロボットに耳をつけてみよう。2. 車や船などのイラストを考えて、それを描くプログラムを作成してみよう。GOAL!!ステップ5 複数の図形を組図形にし、まとめて操作するロボット=図形!(右目)(左目)(口)(輪郭)結合する。 ?2ロボット!20 左回り。 ?3?2 「右目」「左目」「口」「輪郭」をまとめて、「ロボット」という名前で組図形オブジェクトにする。組図形にすると、全体をまとめて回 ?「3 ロボット」を左に20度回転する。転・操作することができます。回転の中心は図形全体の中心になります。《組図形オブジェクトの基本形》 図形!(要素)…(要素)結合する。?座標を指定する。§円を描き、¶赤で塗りつぶす。180° 0°口90°a?0左目複製・移動右目?でつけた名前で命令を伝えることができます。「右目」の情報をそのまま引き継いで複製することができます。2 ?4行目の命令をまとめることもできる。