ブックタイトル子どもとつくる図工の時間
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子どもとつくる図工の時間
10既存の題材、「そのまま」で大丈夫? 「これ、おもしろそう」「これ、やってみたい」。新しい教科書を開いたときに、口々に期待の声を上げる子どもたち。教科書や実践事例集などには魅力的な題材がたくさん掲載されています。それもそのはず、掲載されている題材は、全国の先生方が子どもたちと積み上げてきたすばらしい実践がもとになっています。 しかし、違う見方をすると、掲載されている題材は、ある先生が目の前の子どもたちの実態に合わせて積み上げていった実践の成果であり、「自分の目の前の」子どもたちの実態に必ずしも合っているとは限りません。教科書などを優れた資料として生かしながら、子どもの実態に合わせてアレンジをすることで、自分と目の前の子どもたちならではの授業をすることができます。題材をアレンジするときのポイント子どもの実態に合わせて、題材をアレンジする。アレンジする前に… … 。子どもの興味を生かして他教科の活動と関連づけて身についてほしい資質・能力に焦点化して21? 今、身についている資質・能力は何か?? これから、伸ばしたい資質・能力は何か?題材のアレンジ八嶋 孝幸(青森県 朝陽小学校)2子どもの背景を理解する。資質・能力の観点から考える。「どんどんならべて」* 1身の回りにある材料を並べることを楽しむ、造形遊びをする題材。「ねん土マイタウン」* 2粘土を使って自分の住みたい想像の町をつくる、立体に表す題材。「えのぐでゆめもよう」* 3絵の具と用具を使っていろいろな表し方をためす、絵に表す題材。「秋になって、イチョウの葉やまつぼっくりを見せに来た子がいたな。校庭にある自然材を使った活動をしたら、もっとたくさんの形や色を見つけられるかも」「この前社会科で町探検に行ったから、そのとき見た建物や風景を思いだすことをきっかけにしたらイメージが広がるかも」「どの用具を使うか、どのように使うかによって、様々な表し方ができることに気づいてほしいな。小さめの紙を多めに用意して、ためす時間を十分に設定しておこう」* 1 平成27(2015) 年度版 小学校図画工作科教科書 1・2 上 P40-41* 2 平成27(2015) 年度版 小学校図画工作科教科書 3・4 上 P46-47* 3 平成27(2015) 年度版 小学校図画工作科教科書 3・4 下 P8-9家庭特 技友だち性格クラス習慣