ブックタイトル子どもとつくる図工の時間

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概要

子どもとつくる図工の時間

13Chapter 2 ● 授業をかんがえる板書をくふうする 私は板書をするとき、「導入で子どもが感じたことや思い」「本時のめあて」「活動の流れ」「イメージ」「技能」「造形的な視点」「振り返り」などを意識して書くようにしています。子どもの思いや学びを可視化することで、子どもたちが自分でポイントを確認しながら活動したり、次時への見通しをもてるように心がけています。 また、工作の題材などで、子どもたち同士の学び合いから技能を獲得できるよう促したい場合は、黒板に「名人コーナー」と「困ったコーナー」を用意しておくのが効果的です。子どもたちは、自分の作品の見てほしいところや困っているところを自由に書き込みます。こうすることで、自分の気づきを友だちに伝えたり、困っていることを友だちに相談したりと、子どもたちの中で自然な学び合いが生まれます。それぞれのコーナーには、つまずきそうな観点を教師が事前に想定し書いておくことで、子どもたちが記入しやすくなります。材料コーナーをくふうする 子どもの豊かな表現を支えるのが材料コーナーです。様々な材質に気づかせたい場合は、石や紙、毛糸など材質の異なる材料を用意するとよいでしょう。また、材料コーナーを教室の中央に設置することで、材料を取りに行くときや材料を選ぶときに自然と友だちの活動や作品に目がいきます。鑑賞したことを生かして材料を選んだり、新しいアイデアを思いつくことに結びつきます。