ブックタイトル子どもとつくる図工の時間

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概要

子どもとつくる図工の時間

15Chapter 2 ● 授業をかんがえるフィードバックも忘れずに シミュレーションで想定したことが実際にはどうであったのかを振り返り、次の授業へつなげることも大切です。私は、子どもの姿や場面ごとの様相を毎時間写真に撮って記録しています。子ども一人一人の活動の変化に寄り添うことで、自分のシミュレーションがどうであったのかを検証できるのです。それぞれの思いに応えるために 子どもは日々刻々と成長する存在であり、活動や動きのすべてを予測することはできません。変化し続ける子ども一人一人の思いや願いを表出させることが図工のよさでもあり、複雑で難しいところでもあると思います。 授業シミュレーションは、そうした「子ども一人一人の思いや願いに対応していく」教師の力をつけていくことでもあるのです。エア授業のすすめ誰もいない教室に立ち、授業当日のつもりで声かけや指導を実際に演じてみよう。頭の中で考えるだけでは気づかなかったことも見えてきます。子どもの目線や感じ方を想像しながら、細部まで確認しよう!発問の言葉声の大きさ机の高さや材料の大きさ材料置き場や水道場までの動線黒板前に集めるときの空間黒板の文字の大きさプロジェクターの見え方次 時 ま と め授業の後半で、D さんは意欲が下がってくるかもしれない。声かけを考えておこう。E さんはいつも完成が早いけど、友だちの活動も見るよう促したらもっと表現を追求できるかも。終わりの場面お互いの作品を鑑賞する時間を15分設定して、作品の似ているところや違いを見つけられるようにしよう。板書で、鑑賞の視点を示しておこう。