ブックタイトル子どもとつくる図工の時間
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子どもとつくる図工の時間
19Chapter 3 ● 授業をおこなうにある何かに気づくきっかけになることや、表したものを見てまた考え、色や形などを重ねたり変化させていくことで、自分の心が少しずつ画面に表れていくことを話しました。 そうすると子どもたちは安心した様子で、じっくり考えながら自分の表したいことをさらに追求していきました。心の「揺れ」をキャッチする 授業は変容していくものです。子どもは、教師の提示した方向とは異なる材料の魅力を見つけるなど、思いもよらない反応をすることがあります。そういう子どもの生の姿をキャッチして、子どもにとってよりよい時間につくりかえていく柔軟さをもつことが大切だと思います。 子どもは、「今」目の前で起こっていることをおもしろがっています。何かを感じ考えています。私は、どんな授業でも、作品として着地する以前の「今」を一人一人が豊かに体験できるような図工の時間を目指しています。そのためにも、子どもと同じ目線に立って、つくりだす過程にある、その子の心の揺れのようなものにいつも敏感でいたいです。