ブックタイトル子どもとつくる図工の時間

概要

子どもとつくる図工の時間

28Ａ・座席表型　座席表型は、子どもの動線や、ある子どもの活動が他の子どもに影響を与えたときなど、活動の伝播を記録しやすく、空間全体を把握するのに向いています。　また、授業者が子どもにどんな声かけをしているのか、どんな活動に対して働きかけているのか、どの子に声をかけているのかなど、教師の個々への関わり方も記録するように心がければ、授業者の支援の意図を読みとることができます。Ｂ・時系列型　時系列で記録すると、活動の変化の過程を詳細に追うことができます。表情や視線、つぶやき、動きなどの細部にも注目しましょう。特に、活動が急展開する場面は重要です。周りの子がどのように影響していたかなど、活動が変化した理由を考えることも大切です。　ただし、時系列型で把握できる人数には限りがあります。一人、もしくは一グループにターゲットを絞り、じっくり観察するのがよいでしょう。座席表型教室の座席表をもとに、子ども同士の関わりを中心に記録した例。材料置き場の位置などを記録するのもよい。活動の伝播友だちとの関わり手が止まっている子ども