ブックタイトル子どもとつくる図工の時間

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概要

子どもとつくる図工の時間

34豊かな表現を保障する いつもこちらを見て話を聞いているのに、なかなか指示を理解できず遅れてしまうAさんは、直接声をかけると、理解して活動を進めることができました。のちに、片方の耳の聞こえが生まれつき悪かったことが分かりました。 教室では、多様な特性をもつ子どもたちがいっしょに生活しています。それぞれの子どもが必要とする教育的支援も様々であり、「個に応じた指導」や「合*理的配慮」が求められています。 私は、Aさんとの関わり以降、一人一人の特性をしっかりと把握するとともに、指示を視覚化することの重要性を改めて意識するようになりました。特に板書は、子どもがねらいや手順を自分で確認できるように、分かりやすく示すことが大切です。 材料や用具に関する配慮も重要です。粘土やクレヨンなどの材料は、扱いやすく仕上がりがきれいなものが開発されています。用具も、誰にとっても安全で使個に寄り添う支援藤田 博己(神奈川県 鶴園小学校)2