ブックタイトル子どもとつくる図工の時間
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子どもとつくる図工の時間
36美術館や芸術家と関わって 美術館が近くにある場合は、どの学年でも年に一度は出かけて、実物の作品を鑑賞し、そのよさを十分に味わう機会をつくるのがよいでしょう。私は、北九州市立美術館に子どもたちと出かけて鑑賞活動を行い、作品を見て感じたことをもとに絵や立体に表す授業を行ってきました。実際に作品を鑑賞したことが子どもの見方や感じ方を広げ、表現のくふうにもつながりました。 また、地域に住む芸術家などを招いて活動する方法もあります。五年生で壁画の製作を行った際、地域で活躍しているイラストレーター兼デザイナーである作家の方を招き、子どもたちとともに活動していただきました。構想の段階から実際にえがく段階まで、作家と関わりながら製作したことで、自分の考えを一層明確にしながら表現方法を深く追求する姿が見られました。 美術館や地域の芸術家と関わるきっかけを見つけられず悩んでいる先生も地域とつながる松尾 暁子(福岡教育大学附属小倉小学校)3地域にある資源を活用しよう地域には、様々な資源が存在しています。これらを授業に取り入れることで学校の外にあるモノ・ヒトとの関わりが生まれ、子どもの学びを深める貴重な機会となります。美術館・博物館芸術作品などの展示物を実際に鑑賞したり、資料を閲覧したりできる。パブリックアート野外に常設展示されている作品なども、鑑賞活動に活用することができる。公民館地域の住民が集まる場。地域に関する資料の閲覧、情報の発信などができる。ショッピングモール学校と連携し、子どもの作品の展示などを行っているところも多い。地域の住民地域の行事などの運営を行っている。芸術家など地域で活動している作家や、地域の学校の卒業生が作家活動をしている場合がある。