ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

20 Ⅰ 副読本編集の手順1 原稿の執筆要項ここでは,原稿用紙のマスの使い方,見出しの立て方,文体,写真や図版(地図グラフ)資料などについてどうするか,執筆上の細かな点について検討します。そして,執筆するうえでの約束事を決めます。これを執筆要項といいます。委員の中には不なれの方もいらっしゃるので,執筆要項は全体で確認し,安心して仕事をすすめられるようにします。具体例で示せるのがよいわけですが,そうもいかない場合には,教科書がよい手引きになります。①文体…口語体,です・ます調。②送りがな…本則。 (現代仮名遣いで本則に従う。)③漢字の使用…小学校学習指導要領・国語の学年配当表をふまえて使用する。・常用漢字音訓表による。付表のものを使用するときはふりがなをつける。たとえば「父」「母」は第1 学年の配当漢字ですから,3 学年の児童はすでに学習している漢字(既習漢字)です。しかし,常用漢字表を見ると,音訓はそれぞれ「フ」「ちち」,「ボ」「はは」で,「おとうさん お父さん」,「おかあさん お母さん」は付表に掲げられています。したがって,「とう」「かあ」の読みは常用漢字の音訓にはないということになるので,ふりがなを付して表記することになります。・地名,人名は常用漢字に限定しない。・当て字や接続詞,助詞,助動詞などはかな書きとする(代名詞,副詞,感動詞もかな書き)。・くり返し符号(々,ゝ,〈,〉)は使わない(人々→人びと)。・地図やグラフは本文とは別個に考え,執筆要項のふりがなの原則にしたがって,それぞれにふりがなをつける。④外来語,外国の地名,人名…内閣告示の「外来語の表記」を基準とする。・外国の国名は外務省HPを参照のこと。⑤数字…ヨコ書きはアラビア数字を使用する。位取りのカンマは入れないが,読みやすさを考え4桁ごとに単位語を入れる。(数字については32 ページも参照)・タテ書きは漢数字で。4桁ごとに単位語を入れる。・西暦には単位語は入れない。 2018(平成30)年とする。⑥ふりがな(ルビ)…総ルビか,ページ初出か,見開き初出とするか。・既習漢字にはつけない。⑦数詞…漢数字かアラビア数字かを決める。一人,1人,ひとりただし,「一人,1人」にしても,常用漢字表の音訓にはなく,付表に掲げられた漢字であるので,ふりがなを付して用いる。⑧単位…欧字の記号か,カタカナで表記か。km,キロメートル ha,ヘクタール(算数での学習─既習・未習─については表3を参照)※執筆要項については,32?33ページも参照してください。原稿用紙の使い方,行取り等については36?38ページを参照してください。執筆要項を作成する