ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

小学校学習指導要領(平成29 年告示)では,「社会」の第3学年の目標に(1)身近な地域や…地域の安全を…地域の産業…地域の様子…,第4学年では(1)自分たちの都道府県…地域の人々の健康…地域の安全を…地域の伝統と…と掲げられています。ともに,自分たちの住む地域について学習することを通し,地域社会に対する誇りと愛情,地域社会の一員としての自覚を養うことが述べられています。教科書も教科の目標をふまえて編集されていますが,それは全国版であり,自分たちの地域を網羅しているわけではありません。ここに,小学校3・4 年生用の社会科副読本が必要とされる所以があり,各地の市区町村では,教育委員会等が中心となって,小学校第3 学年及び第4 学年用の社会科副読本の編集作業が進められます。小学校3・4 年生用社会科副読本は,新学習指導要領の告示,教科書の改訂にともなって,編集・作成され,次の新学習指導要領・新教科書が出されるまで,つまり,一度つくると,少なくとも10 年間はその形が続くのがふつうです。それだけに,編集委員は,副読本作成の基本方針,編集予定表の作成,単元・項目の柱立て,ページ数の割り当て,執筆の分担,わかりやすい本文の記述,読みやすい紙面づくりと,ハードな編集作業に加え細かい神経が求められます。写真についても,借りものだけでなく,執筆者自身が足を運び,四季折々の季節感を出すことも必要でしょう。そして,原稿の検討,校正と,副読本ができあがるまでのあいだ,研修と編集の長期的な努力が必要とされます。副読本は短期間ではできません。それに,副読本の編集は協同作業です。協同作業にはチームワークが不可欠です。この小冊子は,毎日の授業のかたわら,地域学習の社会科副読本作成に日夜奮闘されている先生がたへ贈るものです。子どもたちが,自分たちの住む市区町村のすがたに目を開き,地域学習を楽しく感動をもっておこなうことができる,自慢の副読本を編集してくださるよう,多少なりとも先生がたのお手伝いをしたいという願いを込めて作成いたしました。ここでは,副読本作成の基本方針の立て方,編集の手順など,編集委員としての副読本作成のポイントや,編集のさまざまな作業を,効率よくおこなっていただくために,少しでも編集上の手助けになるように,つとめてわかりやすく解説したつもりです。説明不足,わかりにくい点など,なおあるかと存じます。ご意見などお聞かせ願えれば幸甚です。小学校社会科3・4年生用副読本の編集にあたって