ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

ページ
63/92

このページは 小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕 の電子ブックに掲載されている63ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

61単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①・自分の住んでいる市の様子を発表し合う・ イラストマップや写真を活用して,市の場所や地理的な特徴,主な公共施設の位置を確かめる 自分の住んでいる市の様子を発表し合うなかで,市の様子について関心をもつことができる。 導入では,生活科での学習経験を生かし,自分の住んでいる身近な地域の様子について,子どもが見てわかるイラストマップや写真などを手掛かりに想起させ,子どもたちの興味・関心を高めることが大切である。そうした活動からつなげて,市全体の様子へ視野を広げるようにする。1 わたしたちの市のようす(16時間)1 見学の計画を立てる ② ・市の様子を調べる ・学校のまわりの探検計画を立てる2 学校のまわりのようす ③ ・学校のまわりを探検する ・調べたことを整理する3 市のようす ⑦ ・市の特色ある地形 ・土地利用の様子 ・駅のまわり-人々のにぎわい ・駅のまわり-駅と人々のつながり ・市役所とまわりの様子 ・市役所や公共施設の働き  ・古い町並みが残るところの様子4 市のようすをまとめる ④ ・場所ごとの様子を比較する ・地形条件を関連づける ・場所によって違いがあることを考える ・市のパンフレットをつくる 都道府県内における市の位置,市の地形や土地利用,交通の広がり,市役所など主な公共施設の場所と働き,古くから残る建造物の分布などをもとに,身近な地域や市の様子を大まかに理解することができる。 市の範囲や広がりを捉えることは,地域社会の生産や販売,安全を守るための諸活動,市の様子の移り変わりを理解する上で基礎となることから,この単元は,学年の導入で扱うようにする。 身近な地域を見学したり,聞き取り調査をしたりして情報を集める際には,目的や着目する視点を明確にして効果的におこない,市全体を調べる際にその視点を生かすなどして,市全体の地理的環境の概要を理解できるように工夫したい。 内容の取扱いで市に重点を置くことが明記されたため,町たんけんの時間を削減する必要がある。例えば,場所を絞って見学するとか,各グループに分かれて1時間程度で見学するなどが考えられる。 また,探検してつくった絵地図を地図につくりなおす時間も十分とれないと思われる。その場合は,地図帳を参照したり,教師が地図を準備したりして,地図記号や色分けのよさに気づかせたい。 自分たちの市の位置を確かめたり,調べたことを白地図にまとめたりする際に必要となる方位や主な地図記号について,地図帳を参照して理解し活用できるようにする。その際,方位については,最初に四方位を取り上げ,八方位については,ここでの学習も含めて第4学年修了までに身につけるようにする。内容(1)内容の取扱い(1)