ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

65単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①・ 地域の安全を守る取り組みについて,写真や統計グラフをもとに話し合う。 地域の安全を守る取り組みについて関心をもつことができる。 導入では,「なぜ」「どうして」という子どもの素朴な疑問が生まれるような教材との出会いを工夫し,子ども自身が学習問題を設定したり,追究・解決したりする活動につなげるようにする。1 安全を守る人びとの仕事(15時間)1 身のまわりの危険を調べる ② ・通学路で危険な場所について話し合う2 火事から人びとを守る ⑦(③) ・火事から人々を守る取り組み  ・消防署を見学する ・119 番の仕組みを調べる ・消防隊員の仕事を調べる ・学校を火事から守る仕組みと取り組み ・地域の消防設備や危険な場所3 交通事故や事件を防ぐ ③(⑦) ・身近な交通事故 ・交通事故を防ぐ取り組み ・警察署の人の仕事を調べる ・地域の人々の取り組み ・市で取り組んでいること4 わたしたちにできること ③ ・地域の一員として協力できること ・自分の安全を守るために心掛けること ・安全・安心マップづくり 消防署や警察署などの関係機関は,地域の安全を守るために,相互に連携して緊急時に対処する体制をとっていることや,関係機関が地域の人々と協力して火災や事故の防止に努めていることを理解し,安全を守るために自分たちにできることを考えたり選択・判断したりすることができる。○ 火災…消防署を中心に関係機関などが普段から施設・設備の整備や点検,訓練,広報活動などに取り組み,火災の予防に努めていることや,地域の人々が消防署への火災通報,避難訓練の実施,地域の消防団による防火を呼び掛ける活動などの火災予防に協力していることなどに着目して調べる。○ 交通事故や事件…警察署が中心となって,関係の諸団体が連携・協力して交通安全運動や防犯活動を展開していることや,保護者による地域の巡回,「子ども110 番の家」の設置など,地域の人々が事故防止や防犯に協力していることなどに着目して調べる。 関係機関等から集めた資料を活用したり,関係機関や地域の人などから地域の安全を守るための活動について話を聞いたりすることで,地域の一員として協力できることを考えたり,自分で自分の安全を守るために何をするべきか考えたりする手掛かりとなる。 軽重の付け方としては,消防署と警察署はどちらかのみの見学にすることや,119 番のしくみを学習すれば,110 番のしくみは軽く扱うなどをして,時間を削減することが考えられる。 統計資料については,算数の進度によって扱いが変わる。算数で棒グラフをまだ学習していない場合は,棒グラフの上に実数値を入れるとか,図グラフにするなどの工夫が必要となる。 自分たちにできることを考える際,地域の取り組みや,火災や事件,事故件数を想起させ,防ぐ努力をしてもまだそれらは起きており,自分で自分の身を守ることが大切だということにも気づかせたい。内容(3)内容の取扱い(3)