ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

73単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①□資 大規模な災害の危険性がわかる写真や,災害に対処する人々の働きがわかる写真 災害が生命・財産を脅かす危険性を理解し,関心をもつことができる。 自然災害が自然の力によって引き起こされており,この被害を減少させるために人々は工夫を重ねてきたことに気づけるようにする。大単元導入では,多様な自然災害を取り上げる。1 県内でおきる災害(11時間)1 過去の自然災害を調べる ④ ・県内の主な災害,災害の種類 ・被害の大きさ・生活への影響(避難) ・災害発生時の人々や関係機関の働き ・関係機関の役割と連携2 自然災害を防ぐ取り組み ④ ・自然災害に対する人々の働き ・人命・財産を守ることの大切さ ・関係機関の役割・連携 ・防災情報の提供3 自然災害に備える取り組み ② ・備蓄,防災情報,避難訓練, ・防災,減災の取り組み ・備蓄,防災情報,避難訓練 ・改修工事,ハザードマップ ・危険地域の見守り4 自分たちにできることを考える ① ・災害への備え,災害時の対応 ・自分でできること ・家庭,地域,学校でできること 自然災害は避けることができないが,関係機関が対応して,人命の救助,復旧活動に当たっており,被害を減らすために人々の協力が大切であることを理解することができる。 自然災害はいつ起こるかわからず,これに備える取り組みが大切であり,そのためにできることやなすべきことを選択・判断できるようにする。 県内で発生した主な自然災害について,年代,種類に整理して提示する。被害の大きさ,生活への影響も理解できるよう,写真や説明を加える。 重点的に学習する内容を,地域の実態に合わせて,地震災害,津波災害,風水害,火山災害,雪害などの中から選択する。 災害が発生したときには,人々の協力や,関係機関の連携によって,避難,救命,救助,復旧のための活動がおこなわれていることがわかる写真を示す。その際,以下について考えらえるよう工夫する。・自分の命や生活を自分で守ることの大切さ(自助)・お互いに協力して助け合うことの大切さ(共助)・社会的な仕組みとして関係機関が連携して,救助,避難者支援, 復旧,復興をおこなうことの大切さ(公助) 関係機関としては,県庁,市役所を中心に,消防,警察などの働きを取り上げる。自衛隊など国の機関と連携していることもわかるようにする。 災害に備えるためには,さまざまな取り組みがおこなわれているが,一人ひとりの備えが大切であることを理解し,自分たちにできることを考え,選択・判断できるようにする。取り上げた災害の種類によって備えは異なっているが,中心で取り上げる自然災害への備えの他にも,他の自然災害における備えにも目を向けられるようにする。内容(3)内容の取扱い(2)