ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

75単元構成案 ※丸数字は配当時間・はおもな内容め あ て副読本作成の際の留意事項学習指導要領大単元の導入 ①□資 祭りや行事,先人の働きの様子が分かる写真など 祭りや行事,先人の働きに興味を関心をもつことができる。 一つの大単元にするかどうかの検討が必要。大単元導入と小単元の導入との関係や単元の内容,選択・判断などについて考える。1 県内の祭りや文化財(11時間)1 県に伝わる主な祭りや年中行事 ① ・○○祭り・○みこし・○えびすなど2 ○○祭りを調べよう ⑥ ・祭りはいつごろ始まったのか ・祭りの由来 ・どのようなことをしているのか  (行事と役割,支える人など)3 受けつぐわたしたち ② ・地いきに伝わる○○まつり ・いろいろな問題とわたしたち4 ○○をつくり,祭りのよさを伝えよう ② 県内の文化財や年中行事などについて,当時の世の中の課題や人々の願いに着目して,地域の人々が受け継いできたことや,それらには地域の発展など人々のさまざまな願いが込められていることを理解することができる。 文化財と年中行事,遺跡,遺産などの取り上げ方は,県内の主な文化財,年中行事などの名称や位置などが大まかに分かるようにし,その中から,具体的事例を取り上げる必要がある。 県内の主な事例を,祭りや年中行事,建造物,遺跡,遺産などからどれを取り上げるかは,県や市の実態によって異なるが,祭りや年中行事,建造物,遺跡などの中から二~三つを具体的事例とすることも考えられる。 地域の人々の高齢化や人材不足などの問題を抱えていることを見つけ,それらを解決するためには,子ども自身も何かできることはないかといった視点や,地域社会の発展への願いをもとに新しく生まれた祭りなどを取り入れることなども,選択・判断をさせるうえで重要である。内容(4)ア(ア),(ウ)イ(ア)内容の取扱い(3)アとウ2 地いきのはってんにつくした人びと(12時間)1 県内各地で地域のはってんにつくした人々  (地域の発展や技術の開発) ②2 ○○川のつけかえ ⑥ ・昔の様子 ・つけかえ工事の計画 ・つけかえ工事の様子  工事の工夫や苦労3 つけかえ工事のあとの人々の生活 ② ・つけかえ工事のあとの様子 ・新しい問題と改修工事4 ○○川のつけかえを学習して ② 地域の発展に尽くした先人は,さまざまな苦心や努力により,当時の生活の向上に貢献したことを,当時の世の中の課題や人々の願いに着目して理解することができる。 開発,教育,医療,文化,産業などの分野で,地域の発展や技術の開発に尽くした人々の具体例として,次のような内容が考えられる。・用水路の開削や堤防の改修,砂防ダムの建設,農地の開拓・藩校や私塾など建設  ・新聞社の設立・新しい医療技術の開発や病院の設立・地域の農業・漁業・工業などの産業の発展 当時の人々の生活や世の中にはどのような課題があったのか,人々はどのような願いをもっていたかなどの問いを設けて調べたり,先人の働きと地域の発展や人々の生活の向上を関連づけて考えたりして,調べたことや考えたことを小単元の終末で表現させたい。内容(4)ア(イ)イ(イ)内容の取扱い(3)イ