ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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概要

小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

813 本の各部の名称と内容本の各部分には,さまざまな名称があります。16 ページの図は並製本の各部名称を示したものです。副読本を例にしながら,見ていきましょう。副読本の中身は,ふつう次のような構成順序になっています。①表 紙カラー写真やイラスト(絵)を使って,郷土のイメージをデザイン化します。このオモテ表紙を「表(ヒョウ)1」といって,書名や教育委員会名を入れます。この書名は,編集委員会のほうで書き文字(筆で書いた文字)を用意する場合が多いようです。②裏表紙表(オモテ)表紙を「表(ヒョウ)1」というのに対して, 裏( ウラ) 表紙を「表(ヒョウ)4」といいます。表表紙の写真やイラストを裏表紙にまで伸ばす場合や,地色だけを印刷するなど,デザインとの関係でさまざまなくふうができます。この下方には,学校名や児童名を記入させる欄を設けます。本は開いたり閉じたりします。したがって,それに耐えられるようにつくられていなければなりません。そのため,表紙の内側(表2)と,裏表紙の内側(表3)に,表紙及び裏表紙が本文からはずれないように紙を貼りつけます。これを見返し(表2に貼ったものを前見返し,表3に貼ったものを後見返し)といいます。今日では,背につける接着剤が非常によくなっているので,見返しをつけることは少なくなりました。③背本を立てたときに,その本の内容がわかるように,書名や発行名を記載します。④束(つか)本の厚さのことをいいます。⑤口 絵本文と表紙とのあいだに入れる,本文とは別のページを口絵といいます(本文と本文のあいだに入れる場合や後ろに入れる場合もあります)。多くの場合,市(町・村)を象徴するところの写真(航空写真)を載せています。用紙も,カラー写真がきれいに印刷できるように,光沢のある紙(コート紙)を用います。口絵1枚には表と裏とがありますから,2ページで1単位(口絵1丁といいます)になります。口絵2丁といえば,4ページ分になるわけです。⑥扉(本扉)扉は本の玄関にあたる部分です。副読本のように並製本では,扉には共紙(本文と同じ紙)を用い,ふつうはここからページ数を数えます。ページの順序を示す数字(ノンブルといいます)でいえば,1ページにあたりますが,扉には装飾的な意味からノンブルをつけない(かくしノンブル)のが一般的です。扉には,表紙(表1)と同じように,書名・教育委員会名と,写真や市章(町章,村章)等を飾りとして入れることが多いようです。⑦目 次2ページと3ページが目次になります。この偶数ページ,奇数ページの順を「見開き」(本を開いた形)といいます。見開きは2ページ分を同時に見ることができるため,目次などはこの形におさめたほうが見やすいといえます。目次には,大単元名,小単元名を本文から抜き書きして,そのページ数を示します。小単元の中をさらに小さく区分することもあります(小々単元)。紙面のゆるすかぎり,目次には大単元名,小単元名のほかに,特別な