ブックタイトル小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

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小学校社会科3・4年生用 副読本作成の手引〔新訂版〕

84 学習指導要領学習指導要領(抜粋)第2節 社会 第2 各学年の目標及び内容〔第3学年〕1 目 標 社会的事象の見方・考え方を働かせ,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次のとおり資質・能力を育成することを目指す。 (1 )身近な地域や市区町村の地理的環境,地域の安全を守るための諸活動や地域の産業と消費生活の様子,地域の様子の移り変わりについて,人々の生活との関連を踏まえて理解するとともに,調査活動,地図帳や各種の具体的資料を通して,必要な情報を調べまとめる技能を身に付けるようにする。 (2 )社会的事象の特色や相互の関連,意味を考える力,社会に見られる課題を把握して,その解決に向けて社会への関わり方を選択・判断する力,考えたことや選択・判断したことを表現する力を養う。 (3 )社会的事象について,主体的に学習の問題を解決しようとする態度や,よりよい社会を考え学習したことを社会生活に生かそうとする態度を養うとともに,思考や理解を通して,地域社会に対する誇りと愛情,地域社会の一員としての自覚を養う。2 内 容  ※ア…知識・技能 イ…思考力・判断力・表現力等 (1 )身近な地域や市区町村(以下第2章第2節において「市」という。)の様子について,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。  アア 身近な地域や自分たちの市の様子を大まかに理解すること。   イ 観察・調査したり地図などの資料で調べたりして,白地図などにまとめること。  イア 都道府県内における市の位置,市の地形や土地利用,交通の広がり,市役所など主な公共施設の場所と働き,古くから残る建造物の分布などに着目して,身近な地域や市の様子を捉え,場所による違いを考え,表現すること。 (2 )地域に見られる生産や販売の仕事について,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。  アア 生産の仕事は,地域の人々の生活と密接な関わりをもって行われていることを理解すること。   イ 販売の仕事は,消費者の多様な願いを踏まえ売り上げを高めるよう,工夫して行われていることを理解すること。   ウ 見学・調査したり地図などの資料で調べたりして,白地図などにまとめること。  イア 仕事の種類や産地の分布,仕事の工程などに着目して,生産に携わっている人々の仕事の様子を捉え,地域の人々の生活との関連を考え,表現すること。   イ 消費者の願い,販売の仕方,他地域や外国との関わりなどに着目して,販売に携わっている人々の仕事の様子を捉え,それらの仕事に見られる工夫を考え,表現すること。 (3 )地域の安全を守る働きについて,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。  アア 消防署や警察署などの関係機関は,地域の安全を守るために,相互に連携して緊急時に対処する体制をとっていることや,関係機関が地域の人々と協力して火災や事故などの防止に努めていることを理解すること。   イ 見学・調査したり地図などの資料で調べたりして,まとめること。  イア 施設・設備などの配置,緊急時への備えや対応などに着目して,関係機関や地域の人々の諸活動を捉え,相互の関連や従事する人々の働きを考え,表現すること。 (4 )市の様子の移り変わりについて,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。  アア 市や人々の生活の様子は,時間の経過に伴い,移り変わってきたことを理解すること。   イ 聞き取り調査をしたり地図などの資料で調べたりして,年表などにまとめること。  イア 交通や公共施設,土地利用や人口,生活の道具などの時期による違いに着目して,市や人々の生活の様子を捉え,それらの変化を考え,表現すること。3 内容の取扱い (1 )内容の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。  ア  学年の導入で扱うこととし,アのアについては,「自分たちの市」に重点を置くよう配慮すること。  イ  アのイについては,「白地図などにまとめる」際に,教科用図書「地図」(以下第2章第2節において「地図帳」という。)を参照し,方位や主な地図記号について扱うこと。 (2 )内容の(2)については,次のとおり取り扱うものとする。  ア  アのア及びイのアについては,事例として農家,工場などの中から選択して取り上げるようにすること。  イ  アのイ及びイのイについては,商店を取り上げ,「他地域や外国との関わり」を扱う際には,地図帳などを使用して都道府県や国の名称と位置などを調べるようにすること。  ウ  イのイについては,我が国や外国には国旗があることを理解し,それを尊重する態度を養うよう配慮すること。 (3 )内容の(3)については,次のとおり取り扱うものとする。  ア  アのアの「緊急時に対処する体制をとっていること」と「防止に努めていること」については,火災と事故はいずれも取り上げること。その際,どちらかに重点を置くなど効果的な指導を工夫すること。  イ  イのイについては,社会生活を営む上で大切な法やきまりについて扱うとともに,地域や自分自身の安全を守るために自分たちにできることなどを考えたり選択・判断したりできるよう配慮すること。 (4 )内容の(4)については,次のとおり取り扱うものとする。  ア  アのイの「年表などにまとめる」際には,時期の区分について,昭和,平成など元号を用いた言い表し方などがあることを取り上げること。  イ  イのイの「公共施設」については,市が公共施設の整備を進めてきたことを取り上げること。その際,租税の役割に触れること。  ウ  イのアの「人口」を取り上げる際には,少子高齢化,国際化などに触れ,これからの市の発展について考えることができるよう配慮すること。〔第4学年〕1 目 標 社会的事象の見方・考え方を働かせ,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次のとおり資質・能力を育成することを目指す。 (1 )自分たちの都道府県の地理的環境の特色,地域の人々の健康と生活環境を支える働きや自然災害から地域の安全を守るための諸活動,地域の伝統と文化や地域の発展に尽くした先人の働きなどについて,人々の生活との関連を踏まえて理解するとともに,調査活動,地図帳や各種の具体的