ブックタイトル小学校算数・中学校数学 「データの活用」指導の初歩の初歩
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小学校算数・中学校数学 「データの活用」指導の初歩の初歩
5小3 棒グラフ棒グラフは,数量の大小を棒の高さ(長さ)で表した統計グラフの一種です。統計グラフの指導では,単なるグラフの読み方やかき方の技能に関する指導に終わらないように,例えば,「何のために交通調べをするのか」などの目的意識を持たせることが重要です。1.棒グラフの特徴棒グラフと同じように数量の大小を表す絵グラフや簡単なグラフは,1つの絵や○が度数(個数)を表しているので,その数を数えることで数量の大きさをとらえることができます。一方,棒グラフは,数量の大きさをそれと比例する棒の高さという連続量で表しています。したがって,棒の高さだけではその棒の度数がいくつなのかわからないので,目盛りが必要となります。棒グラフと形状が似ているヒストグラム(柱状グラフ)は量的データの分布の様子を表すためのもので,棒グラフと区別します。2.棒グラフの読みかきの指導ポイント①1目盛りが1のグラフで指導する。・読み方…棒の最も高いところから左へ水平にたどり目盛りを読む。 (必要に応じて定規などを使う)・かき方…目盛りから右へ水平にたどり,印をつけ,棒を伸ばす。②1目盛りの大きさを変える。・グラフ用紙の縦の目盛りの数と度数の最大値から,適切な1目盛りの大きさを2や5などの数値に決める。この内容は,小1で扱う2とびや5とびの数列の理解が素地になってくる。2- □-6-8-□□- 10 - 15 -□-□棒グラフを読み取る視点は,各項目の数値,項目間の大小関係(差,倍)などですが,目的と照らして適切な視点で読み取ることが大切です。3.棒グラフをかくときの留意点○横軸には項目を,縦軸には目盛りの大きさを表す数値と単位をかく。○原則として度数の大きい順にかく。 (ただし「その他」は最後に)○表題をかく。4.複数の棒グラフを組み合わせたグラフ小3では,下の図のような,複数の棒グラフを組み合わせたグラフも取り上げることになります。0 てんとう虫育てたいこん虫しらべ(3年1組,3年2組)1組 2組モンシロチョウトンボその他510(人)バッタ