ブックタイトル尾形弘先生発 学級指導のちえぶくろ
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尾形弘先生発 学級指導のちえぶくろ
1940年北海道生まれ。網走四地区学校生活協同組合・北見教材厚生部等を経て東京都清瀬市立小学校教員に。以来、学級担任及び図工専科担任を務める。その間、同市教育方法改善委員会、視聴覚教育研究会等に参加。学習意欲を高める教育環境づくりや教材開発に取り組む。また市民ぐるみの健全育成委員会の設立に参加。推進役として22年間活動に携わる。定年後も文科省指定環境教育推進モデル市の推進役を務めるが病で退職。その後、同市教育委員会非常勤指導員として復帰。心の博物館や市立全小学校に環境博物館を開設する。環境博物館づくりは継続中。清瀬市から環境教育並びに環境保全活動で表彰されるなど高い評価を受ける。 子どもの将来を案ずるのはいつの時代も同じです。私の勤務地東京都清瀬市でも、子どもたちの活動を主体とした健全育成委員会を設け、地域での活動を通して社会性を育てています。体験で得た感想を作文、ポスターなどにまとめ、私の体験主張と題して発表会を開いていますが、子どもらしい真剣な活動に頼もしさを感じます。 しかし、この純真な子どもたちが、実社会に出ても同じように活躍できるか案じられます。目まぐるしく変化する社会で、流されずに道を切り開くにはたくましい心が必要になります。また、社会の安易な風潮はミニ社会としての学校生活にも及び、学習意欲や友だち関係に様々な影響を与えています。そのような情報に振り回されないためにも、低学年のうちからよく考えて行動できる強い心を育てなければなりません。 強い心をもたせることは難しいことではありません。心の仕組みを具体化し、楽しく投げかければ容易になります。教材を楽しくつくれば児童は必ず反応します。日常の学習に役立てながら心を高めていく、楽しい教材になるよう願っています。あとがきにかえて尾形 弘(おがた ひろし)【プロフィール】32