ブックタイトル尾形弘先生発 学級指導のちえぶくろ

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概要

尾形弘先生発 学級指導のちえぶくろ

 「心の中は見えない」 これは、児童が一様に描いている心のイメージです。この抽象的でつかみどころのない心の仕組みを、具体化してわかりやすく理解すれば、心のもち方や学習意欲が格段に高まるのではないか。また、自分に向き合い自発的に物事に取り組むことができるようになるのではないか。 こうして児童が見たいと望んでいる心のしくみを創作して展示したのが、「心のはくぶつかん」です。本書はその実践を抜粋し、具体的な活用例も交えながらご紹介したものです。 ここでは、児童が抱く夢や希望、抱える悩みや疑問などあらゆることに応じられるよう、また、何より楽しく学ぶことができるよう、工夫を凝らしてあります。展示物(手立て)は、児童一人ひとりが自分のこととしてとらえることができるように指示的ななげかけを避け、自分の心が自分に語りかける方法を用いました。 心のはくぶつかんは、自由に学ぶことができる児童の空間です。子どもたちの学びに向かう扉を、いっしょに開けてみませんか。私はこれまで空き教室やフリースペースなどを活用して、このような博物館をつくって実践してきました。これから、ここにあるような手立てをわかりやすく紹介していきます。みなさんも、学級でアレンジして使ってみてくださいね。※実際に「心のはくぶつかん」を訪れた生徒の感想4 5