ブックタイトル図工・美術でゆたかなくらし
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図工・美術でゆたかなくらし
学校運営と学校運営に美術を活用─ 行事を活用して、美術で学校運営しよう─ 子どもたちがこれからの社会を生き、つくり続けるために、学校管理職は社会の動きに敏感でなくてはなりません。さらに、子どもや教職員そして地域の方々の声に耳を傾けることが大切です。戦略的に学校運営をすすめることは、もちろん大切です。 教職員の皆さんは子どもたちのためのさまざまなアイディアをお持ちです。中学校の先生方においては教科などの専門性があり、それぞれの得意分野での豊富なアイディアや要望があります。いろいろな人と協力して1 戦略的な学校運営を ある年、ある学校の文化祭でプロジェクションマッピングが行われました。子どもたちからの「やってみたい」という声を職員が聞きつけ、相談してきたことがキッカケの一つです。管理職がそのようなことに強く関心をもっていることを知っていたからこそ耳に入れたのです。この活動で子どもたちは最先端技術を目の当たりにすることになります。また、シナリオづくりやBGM 作成などで国語や音楽、さらに特活や道徳なども含めた教科横断型の取り組みが必然となるのです。屋外で行うために、立体スクリーンを段ボールでつくったり、既存の音楽だけでなく自分たちで効果音を考えていったりし、活動が膨らみました。 また、自分たちが制作したものを発表する場として、校内展示や校外での発表が考えられます。ある時、地域と相談・連携し、子どもたち手づくりのフリーマーケットを企画しました。子どもたちは、価格をつけ、店開きをし、声をかけ、やり取りをしながら改めて自分たちのつくったものを実感していました。どうしても手放したくない作品は「非売品」として店先に並べていました。なかなかの高値を付けたものもありましたが、それでも売れたものもありました。売り上げはユニセフに寄付し、感謝状をいただきました。2文化祭でのプロジェクションマッピング3 校内おいて、美術科教員の数は少なく、学校規模によっては非常勤教諭や免許外教員が授業を担当せざるを得ないときもあります。当然、発言の機会は限られてきます。だからこそ学校管理職としては、芸術的な視点を学校運営の中に位置付けていただきたいと考えています。それが、子どもたちの豊かな学びへとつながっていくのです。豊かな学びのために芸術的な視点をとりこむプロジェクションマッピングの様子はこちらからお楽しみください。38