ブックタイトル形 forme 304号
- ページ
- 16/28
このページは 形 forme 304号 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 形 forme 304号 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
形 forme 304号
はじめにビー玉を転がして遊ぶのは、何度やっても面白いものです。自分たちでつくったコースで遊ぶのは、なおのこと楽しいでしょう。本題材では、教室の黒板や壁面なども使って、ダイナミックな表現活動ができるようにしました。グループで協力して「ビー玉が転がるコースをつくる」という共通の目標に向かって、ビー玉がより面白い転がり方をするように、何度もつくり、つくり変えながら表現活動をすることをねらいとしました。授業実践授業前の準備紙筒は、直径三・八cmのものを上下半分に切り、ハーフパイプ状にしたものを用意しました。大きめのカッターナイフや電動糸のこぎりを使用すると加工しやすいと思います。印刷機のマスターや、ラップ、トイレットペーパーなどの芯を集めておくようにしました。さらに、段ボールシート(両面・片面)も用意し、しかけ等の細かい表現もできるようにしました。接着・接合については、木工用接着剤の他に、養生テープも使用し、壁面に貼り付けても、はがした跡が残らないように配慮しました。導入時の提示まず、黒板にマグネットクリップで紙筒のハーフパイプを留め、ビー玉が左右に転がりながら落ちてくる簡単なコースを提案しました。子どもたちからはすぐに、「やってみたい」という声が上がり、カーブやジャンプするコースもできそうだと、活動の見通しをもつことができました。転がり方を「試し」ながら表す次に、ビー玉が転がるコースを「試す」活動に取り組みました。ビー玉は少しの傾斜でもよく転がり、すぐにコースから飛び出してしまいます。この課題を解決しようと表現の工夫が見られました。あるグループは、コース途中に扉を付けてブレーキがかかる仕組みを考え出しました。また、片面段ボール紙で段差を付けたり、本棚を使ってコースを持ち上げたりして、何とか転がる速度を抑えようと工夫していました。背面掲示板を活用したグループでは、段ボール紙の裏面に画鋲をテービー玉コースター~みんなでつないで~大阪教育大学附属天王寺小学校狩谷潤也授業実践学びのフロンティア小学校3・4年向き試しながら〈つくり、つくりかえる〉工作に表す活動forme | 304 | 16