ブックタイトル形 forme 304号
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形 forme 304号
葉を使って声かけをしたらよいのかなと、なんとなく分かってきたような。子どもたちもどうしたらよいのか分からなかったのが、貼ってあるカードを見て、考えたり工夫したり、見つめたりしたらよいんだという気持ちに変わったところがあるのではないかなと思います。奥村混乱している時のよりどころになるということですよね。鷹野言葉かけが具体的に変わってきたのかな。指導の方法とか焦点化とか、技法の提示とか。市川去年一番嫌だったのが、「先生これでよいですか」と言われることでした。自分が思ったことが表せたから完成、と言ってほしいという思いが私にはあるんですが、多くの子どもが私のところに確認しに来るんです。どう思うのか聞くんですけど、うーんとなってしまって。「ここをかき足したら」などとアドバイスをするんですけど、それがすごく嫌でした。それが今は減ってきています。鷹野中学でも同じ取り組みをしていますが、過程に意識がいくようになりました。こんな工夫をしたんだとか、失敗したことも足跡として大切だと気付いて、こんなに苦労したんだとか言うようになりました。子どもが確かに変わるんです。奥村今回の授業のワークシートは「工夫したところ」を書くようになっていますね。四つのうちの一つということですが、工夫するとしたら?市川そうですね。四つの中から選ぶようにしたら、自分が特に大切にしたことを振り返られてよいですね。鷹野別の先生の授業でやっていたのは、つくっている途中の作品を、自分が頑張ったカード、例えば《いろいろ考えよう!》の隣に置いて写真を撮るんです。それで「自分は考えた」という過程を残す。働かせた資質や能力を自分で意識して、自分で学習している姿ですね。市川子どももちゃんと自分で考えているんですよね。この日の活動で子どもたちがかいた作品特集09 | 304 | forme