ブックタイトル形 forme 309号
- ページ
- 27/28
このページは 形 forme 309号 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 形 forme 309号 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
形 forme 309号
概要福井県内すべての中学校が参加できる展覧会です。今年で六回目、県内七十四校のうち、二十六校が参加しています。全国中学校美術部作品展「アートクラブグランプリ」の県予選も兼ねており、今年度は本展の金賞作品が全国で文部科学大臣賞を受賞するなど、作品のレベルが年々向上してきています。ねらい美術部には運動部のような他校との交流や「最後の夏」のような集大成の発揮の場がありませんでした。「もっと発表と交流の場を!」ということで本展を開催し、生徒だけでなく、教師にとっても交流の機会となっています。ならではの工夫参加校同士で集まり、制作途中の意見交換を行う地区もあります。交流が目的ですから、展示するだけではないのです。作品のキャプションには作者の言葉と、自分の人柄を表した「小さな自画像」を必ずつけます。そして表彰式では、まず作者が自分の作品についてコメントします。作者の思いが大切だと考えているからです。教師にとっては、生徒の表現をどう見とり、思いをどう引き出すかを考えるきっかけになっているのではないでしょうか。これからの課題来場者には、気に入った作品のキャプションにシールを貼ってもらうのですが、写実的な作品に人気が集まりがちです。表現の多様性とか、作者の思いが表れている作品の魅力をもっと感じさせたい、それが教師にとっての課題ですね。「小さな自画像」や作者の言葉をつけるのもそのための一歩です。ふくい中学生アートリンピック展文牧井正人(福井県観光営業部文化振興課)27 | 309 | forme