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概要

形 Forme 311号

作品ができると「これは青の時代かな」「こっちは○○色の時代かな」と分類したりタイトルをつけたりしながら、またおしゃべりをします。つくった作品は壁に貼ったり、写真に撮ってプロジェクタで投影したりして、他の方にも見てもらえるようにしました。みんなで一緒に作品を見ながら「どの時代なのかな」「どんなことを思ってかいたのかな」と考える時間は、知らない人同士の距離を、ほんの少し近づけることができたような気がします。ピカソが、唯一無二の自由で多彩な表現で作品をつくり続けることができたのは、かいたりつくったりすること自体を楽しんでいたからではないでしょうか。その喜びが次の表現へとつながっていった結果、数々の作品が生まれたのかもしれません。来場者の中には、絵をかくのが苦手だという方や、何年も絵をかいていないという方がたくさんいました。しかし、いろいろな線や形、色を組み合せてできた作品は、どれもその人にしかつくりだせない、まさに「わたし」の作品です。今回の取組みを通して、そうした「わたし」の表現をありのままで認め合うことができるのが図画工作・美術のよさであり、こども美術館で伝えるべきことだと、改めて感じることができました。今後の予定「紙がへんしん紙でへんしん」十二月十、十一、十七、十八日(二十三日より展覧会も行います)「絵で育む絵が育む?東山明・こどもの絵の発達と道筋の世界?」二〇一七年一月十六日?二十二日詳しくはhttp://kodomo-sky.jp/をご覧ください。こども美術館スカイミュージアム〒545-6027大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43あべのハルカス27階TEL・FAX 06-6690-0907 E-Mail info@kodomo-sky.jpphoto: Maki Arimoto27 | 311 | forme