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概要

形 forme 312号

ちが空想の世界に遊び、絵の具の感触や色と遊び、そうして少しずつ個々が自分の思いに入り込んでいく流れにしようと思いました。想像する力は未来をつくる 図工で子どもたちが何かを表すとき、机に向かって「う?ん」と考えてひねり出すというより、自分の手を動かしたときに生まれたものを見て、それを残すのか残さないのか、もっと変えていくのか、そのようにライヴ的に出てくる部分が大きいと思うし、そのように子どもたちがつくっていける授業にしたいと思っています。「想像力」というと、何もないところから生まれるひらめきのようにも思われますが、私は、未知のものへのわくわく感とともに、「とにかくやってみよう」とアクションを起こしたときに出てきたものをおもしろがれる力なのではないかと思います。材料に触れて、自分なりのいい形や色をつくっていく活動は、「これおもしろい!」「なんか違うかも」などと思う〝自分?と、材料やテーマ、場など〝自分の外側にあるもの?の行き来です。そうやって考えてつくっていくプロセスをおもしろがれること。この力は、この先子どもたちが大人になったとき、いろいろな場面で彼らの助けになると思っています。photo: Kazue Kawase (YUKAI)指導計画時間領域材料・用具学習目標主な学習内容主な評価の観点4 時間A表現(2)段ボール、水彩絵の具、カラーペン、紙粘土不思議な種から咲く、誰も見たことも聞いたこともないようなまぼろしの花を、想像を広げて絵に表す。●「まぼろしの花について想像する●まぼろしの花の種をつくる●種から出てくる芽や葉を成長させ、まぼろしの花を表す●まぼろしの花を想像して、絵に表すことを楽しもうとしている。(造形への関心・意欲・態度)●まぼろしの花を想像して、伸びる芽や花などの表し方を考えている。(発想や構想の能力)●表したいことに合わせて、材料や用具の使い方を工夫している。(創造的な技能)●自分や友人のかいた絵を見て、互いの作品のよさや面白さを味わっている。(鑑賞の能力)15 | 312 | forme