ブックタイトル形 forme 312号
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形 forme 312号
高校生は学業や部活動に忙しく、美術館に足を運ぶ機会が少ない年代だと言われます。そんな高校生に、その年代だからこそ感じられることを大切にするような機会を提供したい、という願いをもった我々は、水戸芸術館現代美術ギャラリーの教育プログラム「高校生ウィーク」にもかかわっている筑波大学の市川寛也先生に監修をお願いし、高校生を対象とした企画を立ち上げました。それが《高校生とまちとアートをつなぐ》です。 第一弾は二〇一五年冬に開催した「放課後美術館プロジェクト」。高校生たちに、美術館を身近に感じてもらい、作品について伝えるという美術館の機能を体験してもらうことをねらいとした企画です。 あべのハルカス美術館、国立国際美術館に協力いただき、まずは美術館の裏側を見学し、展示の工夫などについて学びました。そして対話をしながら作品を見て、その感想を形や色で伝える活動をした後、あべのハルカス美術館で開催された「光のワンダーランド 魔法の美術館」のギャラリーガイドを、言葉だけでなく形や色も使って作成、配布しました。 美術館の役割は、まさにまち(の人)とアートをつなぐことですが、参加者は、作品の魅力を伝えるという活動の中でその一端に触れ、美術についての新しい視点を身につけてくれたようです。 二〇一六年の夏には「あべの妖怪研究所―見え創造のつばさを広げてこども美術館 スカイミュージアムの取組み高校生とまちとアートをつなぐVol.3forme | 312 | 20