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概要

形 forme 317号

村上 情報という面では??黒板にポイントを板書せず??マグネ??トシ??トにして貼??ていたのはなぜですか?鈴木 ?学習問題??学習課題??まとめ?などのテ??マは長野県の教育指導方法なんです??表現のポイントとなる?切り込み??太さ??数?などは私の自作です??村上 造形的な視点を貼り出すことで??子どもたちに明確に伝わりますね??鈴木 美術に苦手意識をも??ている生徒でも表現のポイントが分かり??自分の表現を楽しんでもらうための工夫です??村上 美術室内には??生徒作品があまり掲示されていませんね??鈴木 生徒作品は全校生徒や保護者??地域の方々にも見ていただけるように??廊下などに展示しています??その分??美術室には題材の参考資料や美術作品などを掲示し??美術に囲まれている?雰囲気づくり?を目指しています??村上 なるほど??廊下の掲示は岡山県出身。岡山市立中学校教諭、岡山県教育庁指導課指導主事を経て、文部科学省教科調査官、及び国立教育政策研究所教育課程調査官に。平成20年の中学校美術、高等学校芸術(美術・工芸)の学習指導要領改訂に携わり、2011年より現職。村上尚徳探訪を終えて…対談の動画は日文チャンネルでご覧いただけます。?社会に開かれた美術教育?につながる工夫ですね??鈴木 そのつもりです??そして教室は生徒たちの空間なので??美術室も??生徒たちが使いやすく??楽しい空間にしたいと思うんです??そのためにグル??プ・環境・雰囲気づくりなどを工夫して??生徒たちの視点から美術室をつく??ていきたいです??むら かみ ひさ のりお手製のマグネ??トシ??トで表現のポイントを明確に材料や用具は、生徒が気兼ねなく触れるように教室の後方に集約。▲  印象に残る大きな筆書き文字で表現のポイントを明示。▲  全クラスの材料や用具をあらかじめトレーにセット。授業ごとに共有机の上のトレーを交換している。生徒作品は廊下に発想のヒントは教室にIPU・環太平洋大学副学長次世代教育学部教授授業中も、子どもと同じ目線の鈴木先生。 今回訪問した信州新町中学校の美術室の特色は??生徒数の減少を教室環境の改善に生かしていることです??余??た机を利用したH字型の座席配置は??作業も話し合いもしやすい空間をつくりだし??教室後ろの空きスペ??スは??材料・用具コ??ナ??にな??ていました??このような教室環境の中で??生徒は夢中にな??て制作に取り組んでおり??授業が終わ??た後も教卓前に集まり??楽しそうに次週の授業の構想を練??ていました??今日の一枚▲⑲ forme No.317