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概要

形 forme 317号

『ぴんくかくてる』映像はこちらから▼*短編映画制作ワークショップ東北生活文化大学高等学校の課外授業の一環。映画監督の片岡翔氏を講師に迎え、生徒たち自ら監督、脚本、撮影、編集を行い、グループワークを通じた主体的な学びにより映画を制作する。仙台短編映画祭などにも作品が選出されている。 本校の短編映画制作ワ??クシ????プ は美術・デザイン科の特色の一つです??入学当時はあまり映画を観ていなか??たので??映画制作に触れてみたいという動機もあり??すぐに参加を決めました???音の洪水?という作品で初めて映画づくりや監督を経験して??一年生の終わりから?ぴんくかくてる?の制作を始めました?? ?ぴんくかくてる?では監督と脚本を担当しましたが??着想を得たのは好きな音楽からでした??ミ????ジシ??ンの大森靖子さんのミ????ジ??クビデオを見たときに?? その個性が強くて独創性のある内容に感銘を受けて こんな作品をつくりたい! と思??たんです??私は趣味でボデ??ペインテ??ングをしているのですが??今は周囲に同じ趣味をもつ人が少ないこともあり??メジ????なものより少数派の世界を楽しむ人に興味がありました??そこで??本作品は周りに理解されにくい趣味を隠れて楽しんでいる人々を軸に物語を考えたんです?? 特に映画の中に出てくる造形や色彩などにこだわりたか??たので??主人公が持つぬいぐるみに服を着せたり??リボンを付けたり??劇中に登場する小道具や壁にかける装飾物なども仲間と相談しながら手づくりしました??結果的にそれらが評価され?映画甲子園?で優秀美術賞の獲得につなが??たのだと思います?? 将来は映画監督を目指したくて??今は一日二本くらいの映画を観て学んでいます??少数派の人間をテ??マに描いた作品は意外と多いのですが??観るたびに共感し??心が震えます??私も??言葉に表せない感情や心の痛みに寄り添えるような作品をつく??ていきたいと思??ています??私の思いが??作品を通じて私と同じような人と共鳴し??希望が届けられたらうれしいですから??作品に込めた思いを誰かと共感できる喜び??映画との出会いが心震える瞬間をくれる??eiga worldcup2018(映画甲子園)とはー国内最大の高校生の自主制作映画コンクール。自由部門と規定部門の2 部門によるコンペティションが行われ、映画界などで活躍するプロの方々が審査員として参加する。応募作品は全国ケーブルテレビ局で放送され、優秀作品は他の映画祭でも上映される。東北生活文化大学高等学校 りん か山崎 鈴花さんやまざき第7 回(*)“”ぴんくかくてる[カラー/ 15 分]2018自分の趣味を恥ずかしがって閉じこもっているちひろは、ある日、同じクラスの子の腕に描かれた綺麗な花を見付ける。図画工作、美術の授業で学んだことを生かすと、どんな世界が広がり、どんな未来が描けるのでしょうか。各地で活躍する高校生にスポットを当ててご紹介する「ラフスケッチ」。今回は、「ぴんくかくてる」という作品で監督と脚本を担当し、eiga worldcup2018(映画甲子園)で優秀美術賞を受賞した山崎鈴花さんにお話を伺いました。小 中 高 forme No.317 ?写真:菊地大作