ブックタイトル形 forme 317号
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形 forme 317号
interview-美術館設立の経緯は? 私は障がいのある方の生活を支援する生活支援員を長く務めてきました??知的に重度な障がいのある方のうち??仕事や作業的なものが苦手という方の日中の活動をどのように充実させていくかは常に課題です?? その中で創作活動が始ま??たということはあります??そして??そこでつくられたものの中に??び??くりするくらい面白いものがあり??それを??より多くの人に見てもらいたいと思??た??ということがき??かけです?? 拠点がなか??た頃は??そういう作品を集めて??自分たちで小さい展覧会を企画したり??公募展に出したりしていました??中には入賞するものもあり??海外で紹介される方も出始めた頃??二〇一〇年にフランスで?ア??ル・ブリ????ト ジ??ポネ展?という企画展が開催されたのです??日本の作家が四〇数人??一堂に紹介され??逆輸入の形で国内での評価も高まりました??日本では一部の人たちが注目している程度だ??たア??ル・ブリ????トですが??海外ではコレクタ??なんかもいたんです?? そうい??た流れの中で?こういう作品はどこに行けば見られるのか?と聞かれることが増えていき??ますます常設する場所の必要性を感じたということもあります??-ア??ル・ブリ????トの美術館を求める声が増えてい??たのですね?? 運営側が面白いと感じるものをより多くの人に見てもらいたい??と考えたのがき??かけですが??展示を繰り返す中で??作品をつくる側も??多くの人に見てもらえることで満足度が高まることが分か??てきました??つまり??常設するといいことが重なるな??と考えたのです?? 加えて??作品を見た人の障がいに対するイメ??ジが変わ??ていく場面に何度も遭遇しました??展示の際??つく??た人に来てもらい??見ている人に?この人がつく??たんですよ?と伝える??すると??見ている人は?え!?となる??それまでは障がいと聞くとネガテ??ブなイメ??ジが先行していた様子なのに??それがガラ??と変わ??たことが??傍目にも感じられた??これは??そういう理解を進めていくのにすごく有効なんじ??ないかと思うようになりました?? ただ??開館して??そういう側面もこの美術館の可能性のほんの一部なんはじまりの美術館 館長岡部兼芳?はじまりの美術館?は福祉とア??トが同居する場所として??二〇一四年に開館しました??あらゆる人の自己表現/実現を目指し??ア??ル・ブリ????ト作品を中心とした企画展示を多く行??ています??館長の岡部兼芳さんにその取り組みについて聞きました??おかべたかよし写真:黒羽俊之 小中 高 forme No.317 ?