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概要

形 forme 317号

なことって?のに かつての図画工作では、完成作品だけで評価をするケースが多かったのですが、「資質・能力」を育むためには、教師は子どもの表現活動のプロセスを丁寧に見ていくことが大切になります。 何をつくりたいかという「発想」、どう表しているかといった「技能」に注目すれば、子どもに起こる小さな変化にも気が付けるはずです。 発想に行き詰まったり、技術的に困ったりしている子どもを見かけたら、寄り添って支援してあげましょう。「先生が見ていてくれる」「共感してくれる」という安心感は、子どもの自由な表現を後押しします。友だちとの会話や友だちの活動にヒントが隠されていることもあります。「発想」や「技能」は、つくる過程の中で、更新していくものでもあります。 授業中、鑑賞の時間を設けるのもよいでしょう。自分の表現授業のどこで資質・能力を育むの?その2図画工作の時間、子どもたちはどんな時に資質・能力を育んでいるのでしょうか。引き続き、辻先生のお話と、教科書の題材「ともだちハウス」※を例に子どもたちの資質・能力が育まれている様子を見てみましょう。※平成27年(2015年)度版 小学校図画工作科教科書「ずがこうさく1・2下」p.44・45表現プロセスを丁寧に見るともだちハウス集めた材料の使い方を工夫して「小さな友だち」が喜ぶ家を楽しくつくろう!みんな楽しそうに活動しているね。エレベーターを付けると楽しくなることを思い付いたんだね。エレベーターがあるんだ煙突を付けてあげようひもを使って本当に動くように工夫したんだね。細長い箱と煙突の形が似ていることに気付いたんだね。スタート!forme No.317 ⑥