ブックタイトル形 forme 319号
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形 forme 319号
演劇部員として舞台に立つ三宅さん(左)。公演当日に録画した映像は、編集して二次的に生み出す新たな作品として発表するという。CG・VFXの映像技術と??演劇の世界??ともに経験を重ね??いつか最先端の場所へ??VFXとはービジュアルエフェクツ(Visual Effects)の略で、映像における視覚効果を意味する。三宅さんは「ALWAYS 三丁目の夕日」のメイキング映像の中で、同作品の監督である山崎貴が『VFXは模型と実写と3DCGを組み合わせてつくる』と話すのを聞き、小学生でも可能な模型づくりから始めたという。早稲田大学本庄高等学院 とも ゆき三宅 智之さんみやけ第9 回2045[カラー/5分10秒]2016『2045』映像はこちらから▼触る鑑賞で美術への関心を育てる??先生のビジ??ンとすり合わせて授業の幅を広げる??教育普及?ミ????ジアム・エデ??ケ??シ??ン?とは??美術館や博物館で展示と並行して行われている??美術や文化を主体的に学ぶことを支援するための様々なプログラムのことです??今回は??様々な内容の持ち運び用の教材ボ??クスを独自で製作し??アウトリ??チ活動?美術館外での教育普及活動?に取り組んでいる??福岡市美術館の教育普及担当の鬼本さんにお話を伺いました??「やきもの」ボックスの中には落ち着いた鑑賞空間をつくり出す畳も完備。地元作家の協力で製作した所蔵作品の複製などを詰めた「やきもの」ボックス。福岡市美術館主任学芸主事鬼本佳代子おに もと か よ こ福岡市中央区大濠公園1-6TEL.092-714-6051https://www.fukuoka-art-museum.jp/福岡市美術館ミュージアム・エデュケーショントビラのひらけ!福岡市美術館どこでも美術館めの事前体験をさせたいという明快な目的をおもちでした??おかげで??ボ??クスと学芸員と作家の役割がうまく絡み合い??子どもたちへのアプロ??チも非常にスム??ズにいきました??子どもたちは??ボ??クスを使??て磁器と陶器の違いを体感するなどの鑑賞体験と??作家との作品製作という実技体験の組み合わせで??焼き物への興味・関心を??より深めたように思います?? 二〇一七年度は小中学校合わせて一四校??翌年度は特別支援学校と院内学級も加え二六校で実施しました??二〇一九年三月に美術館がリニ????アルオ??プンしてからは??福岡市の小中高校への教材ボ??クスの貸し出しと??美術館になかなか来ることができない地域の小中学校や特別支援学校??公民館の高齢者向け事業での出前講座に取り組んでいます??この教材ボ??クスがき??かけとな??て??より多くの方に美術に親しんでもらえたらうれしいです 福岡市美術館のアウトリ??チ活動である?どこでも美術館?が始ま??たき??かけは??ずばり休館です??二〇一六年から約二年半の間??大規模改修工事のために休館が決まり???来てもらうことができないのだから??こちらから出向くしかない?と企画が始まりました?? 本当は実物の作品を持??て行きたいけど??実際には難しい??そこでテ??マごとに学べる持ち運び用の教材ボ??クスをつくり??学芸員が出前講座をすることになりました??所蔵作品の複製が入??た?絵画・彫刻?ボ??クスや??日本画などの描画材が入??た?素材と技法?ボ??クス??九州ゆかりの伊万里焼などに触れられる?やきもの?ボ??クスなど??いずれも当館の所蔵作品と関連しています??各分野の担当学芸員や大学の先生方と知恵を絞り??内容や活用法を考え??当館ならではの教材ボ??クスとプログラムができました?? 私自身??つくる過程で作品の手法や素材について改めて知ることが多く??鑑賞者にも触ることから作品の理解を深めてもらいたいと強く思いました?? 学校に伺う場合??各ボ??クスによ??てプログラムの基本の流れはありますが??事前に打ち合わせを行??て学校ごとにアレンジを施していきます??経験上??先生から?こういう授業をしたい?というビジ??ンを示してもらえると??提供できる材料が明確になり??授業内容をより膨らませることができます?? 例えば?やきもの?ボ??クスを希望したある小学校では??地元にお住まいの高取焼の作家さんの指導で子どもたちが焼き物の製作をするので??そのた 子どもの頃からものづくりが好きで??幼稚園のお遊戯会では率先して照明や音響係になるなど??舞台裏の仕事に興味がありました??VFXと出会??たのは小学校一年生のときした映像技術で話題だ??た?ALWAYS 三丁目の夕日?を父が観に連れて行??てくれたんです??その映像の凄さに?こんな世界を人の手でつくれるんだ!?と衝撃を受け??僕も人を驚かせるような作品をつくりたいと思いのめり込んでいきました?? ?2045?は中学校三年生のときの作品です??総合的な学習の時間の中で自分の好きなVFXについて深く掘り下げて??実際に作品をつくるということを研究テ??マに一年かけて制作しました??それまでに個別につく??ていた動画を一つにまとめて映像作品にしようと思い??脚本や音響・監督まで自ら手掛けました??人物や建物の素材などは街へ出て実物を撮影しています?? 映像の技術はほぼ独学ですが??制作中は様々な作品のメイキング映像を鑑賞することがよくあります??見るとモチベ??シ??ンが上がるんです???こんな手法も挑戦してみたい!???て?? 今は演劇部でも活動しています??演技の世界を知ることで表現の幅を広げたいと考えたからです??作品によ??ては??小道具の制作や進行管理も担当しながら??みんなでつくり上げていく面白さを感じています??もちろん??映像作品の制作も継続中です??驚くような作品がつくれたときは楽しいですから??将来は映像の道へ進みたいですね??技術的な進化が激しい業界なので??時代の流れを捉え??最先端の環境で働けることを夢みています??近未来の地球をテーマに、中学校三年生のときに発表した映像作品。制作に使用したのは主に「ブレンダー」というフリーのCG ソフト。映像を制作する技術は、本やYouTube などから独学で習得した。作品はYouTube で大反響となり、150 万回以上(2019 年9 月時点)再生されている。図画工作、美術の授業で学んだことを生かすと、どんな世界が広がり、どんな未来が描けるのでしょうか。各地で活躍する高校生にスポットを当ててご紹介する「ラフスケッチ」。今回は、小学校一年生の頃から興味のあったVFXをメインにした動画「2045」で注目を集め、現在は演劇部でも活躍している三年生の三宅智之さんにお話を伺いました。写真:エスエス上田新一郎? forme No.319 小中 高 写真:菊地大作 小 中 高 forme No.319 ?????コンピ????タで合成やはり人が