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概要

形 forme 320号

伝統と革新??その絶妙なバランスが??江戸時代に生まれた南部鉄器を今なお??人々の暮らしの中で生かし続けている??創業百十八年の歴史をもつ株式会社岩鋳??その工房で???三代目清茂?として活躍する伝統工芸士??八重樫亮さんに話を聞いた??-職人の道に入られたき??かけを教えてください??大学では??教員免許も取得されたとか?? はい??英語と社会の教員免許をも??ています??だけど??絶対学校の先生になりたいと思なく??たまたま入??た大学が教育だ??たというだけ??具体的な将来については??あまり考えていませんでした?? そんな中??学生時代にず??とアルバイトを続けていたフランス料理店のオ??ナ??から?君は職人に向いているかもしれないから??ち????と見に行??てみれば??とオ??ナ??の高校時代の先輩が取締役だ??た今の会社を勧められ??大学四回生の夏前にふらりと見学に訪れたんです??作業場では??細かな文様を一つ一つ鉄器に刻む職人の姿を見て??いきなり?これだ! 自分もや??てみたい!?と思いました?? すぐに会社にお願いし夏休みにインタ??ンとして二週間??働かせてもらいました??その時ひたすらや??たのが???こしき?と呼ばれる小型の溶解炉を使??て鉄を溶かす作業??真夏にものすごい熱風で-?伝統を受け継ぐ?とはどんなことでし??うか?? 南部鉄器はある程度??出発点である茶の湯釜に則した進化を遂げてきています?? 例えば??鉄瓶のふたには今でも茶の湯釜と同様に蒸気を逃す穴がなく??湯が沸いてきたらふたをずらして使います??そうした部分には??使いづらさがあるかもしれませんが??これは鉄瓶が生まれた歴史的なところを加味すれば??ご理解いただける点三代目清茂interview伝統工芸士八重樫 亮さ ん だ い め き よ し げProfile:本名、八重樫 亮(やえがし あきら)。1970年岩手県生まれ。大学卒業後に(株)岩鋳に入社。2011年に伝統工芸士の資格を取得、それを機に「三代目清茂」を襲名。文:塩坂佳子 写真:伊藤隆宗 小中 高 forme No.320 ⑯??ていたわけでは系????本当に暑か??たんです??今思えば?一番キツイ仕事をやらせれば??嫌にな??て逃げ帰るだろう?という??師匠の考えだ??たのかもしれません?笑??? だけど僕には??それすらとても楽しくて??大学を卒業後??二三歳で今の会社に入りました??