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概要

形 forme 320号

特集カリキュラム・マネジメントの核となる「美術」の題材を結びつけると、学びが広がるさらにSDGsの十七の目標と美術ことにつながるのだと考えています。達成し、持続可能な社会を実現することであり、それが遂にはSDGsをし、子どもたちの人格形成をしていくている姿とは、こういった強みを生かいものです。日本にこれから期待される力であり、他教科では追随できななどは、すべて主に造形教育で培われさを感じ取る美意識・日常的な営みや自然にまで美や崇高・独自の文化的創造力・緻密で洗練されたものづくりの技術で、日本の強みとして示している成のため、文部科学省が報告書の中りますが、society5.0に向けた人材育もちろん他の教科でも重なりはあして広げてほしいと思っています。感じます。に積極的に発信し、美術の学びを核にの姿が、世界の目標と重なったようにや、造形的な視点が何かを、周囲の人育で育成を目指してきた子どもたちうな力がつくのか、美術の見方、考え方は、以前より取り組んできた、造形教は、ご自身の取り組みで生徒にどのよ同じなのです。むしろ私の実感としてて歩いていくために、美術科の先生にの最終的に目指す方向と、ベクトルが家庭や地域社会などと同じ思いをもっ形成を目指す教科です。実はSDGs学校はチームです。各教科の先生、い価値を創り出す能力を育み、人格の題解決の方法が広がると思います。関わっていく中で、豊かな感性や新しねらい」を示すことで、発想の幅や、課美術科は、造形的な活動に主体的にな見方・考え方」を明確化した「学習のを果たすことができます。と思いませんか。子どもたちに「造形的×SDGs美術科だから育める、子どもたちのSDGs校長原淳じゅん子名古屋市の公立中学校に勤務し、2019年より現職。前々任校ではユネスコスクールの立ち上げに携わり、ESDに関するユネスコ世界大会(2014年名古屋市で開催)ではパネル発表を行った。はらこ名古屋市立本城中学校名古屋市は「SDGs未来都市」に選定され、ESD(持続可能な開発のための教育)を基本に学校現場におけるSDGsの達成への取り組みが推進されています。その取り組みと、美術科が果たす役割について、原先生に伺いました。sの理念を細分化して子どもたちにり学組校み現を場しで「よSうD!G」sと達して成もに向、SけDたG取こ教と育が活多動くのなテっーてマきとまししてた掲。しげからしれ、るさ掲れげてらいれま、す既がに、そ多れくがの学取校り現組場みでがもなで通は言、語主とに言行っ政てやも企い業いので目しょ標うと。し国て内次ページの図参照)いまや、世界の共続可能な開発目標)の略称です。(※Sustainable Development Goals(SDGs(エスディージーズ)と持は大切なのは「知る」こと持続可能な開発目標(SDGs)2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際開発目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っている。これまでに授業で取り組んできている馴染みの題材にも、こんなにSDGsが絡んでいます。「見て感じて描く」「情報をわかりやすく伝えよう」「ゲルニカは語る」身近な題材のスケッチでも、14や15の観点で安心で豊かな暮らしのためのサインなら3や7戦争への嘆きや怒りについては10や16に関連対象を見つめると、感じ取る形や色彩に変化など、持続可能な社会に向けたサインなら5やし、世界の問題に目を向けると13、14、15などが生まれるかもしれません。11、12などの観点を生かすことができます。多様な視点が生かせます。行動宣言を考え、学級の目標としてま生徒一人一人がいじめをなくすための「なごやINGキャンペーン」では、児童組みをしています。例えば名古屋市のがっていることを学べるような取り経験から、それらが世界の課題につな我が校では、身近な課題を解決するS DGsにつながっている日々の教育活動がくれるかが重要です。いかに子どもたちが実感し理解してsですが、そこに至るまでの過程で、かと思います。最終的な目標はSDGもたちの中に育んでいくことではない発展させていこうという思いを子どことで、その世界を守り続けながら努力で成り立っているのかを「知る」で美しい世界がいかに多くの人々のたちが当たり前だと思っている平和めたりするカリキュラムを通し、自分環境について考えたり、国際理解を深は、ESDを参考に、教科等横断的にすから、学校現場でできることとしてにおいて大切なテーマになります。で人権・環境」といった観点は学校現場ただ、十七の目標の中でも「平和・ではありません。実感を伴い納得させることは、容易?平成28年度版中学校美術教科書「美術1」p8・9?平成28年度版中学校美術教科書「美術2・3上」p38・39?平成28年度版中学校美術教科書「美術2・3下」p30・31「伝統の中の動物たち」「豊かなイメージで伝えよう」「デザインで変える現在と未来」人々の祈りや感謝など祭りの起源を紐解けば、2テーマによりほぼすべての観点に関連してお地域や社会の課題解決という視点で作品意や3に関連し、祭りを通してその土地の風土についり、作品の素材に目を向けると12にも関連を見図を読み取ると、ほぼすべての観点について多て知ることは14や15にも繋がるかもしれません。いだすことができるかもしれません。様な関連性が見えてきます。?平成28年度版中学校美術教科書「美術1」p48・49?平成28年度版中学校美術教科書「美術2・3上」p40・41?平成28年度版中学校美術教科書「美術2・3下」p46・47美術という教科は、とても大きな役割に行動に現れてくることを願うならばDGsの理念が溶け込んでいて、自然子どもたちの意識や生活の中にSS DGsのかかげる目標と重なる美術教育の目標はようにしていくことです。子どもたちがその大切さに気付けるちがSDGsの意義を理解した上で、に根付いています。重要なのは、教員たの教育目標にも、学校目標にも、すでいなことにSDGsの理念は名古屋市り前の教育活動だと言えるのです。幸たち教職員が今まで行ってきた当ただと受け止めてしまいますが、実は私SDGsと言われると新たな指標いのです。が子どもたちの中に根付けばそれでよ体的な説明はしていません。その考えはSDGs(ESD)の理念について具ずるものがありますが、子どもたちにとして取り残さない」という理念に通います。この活動はSDGsの「誰1人とめ、ポスターを制作する活動をして7forme No.320小中高SDGsの根幹は主体性と多様性の両立。美術教育で育む自己肯定とメタ認知能力は、SDGsの推進を支える力となります。forme No.3206