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交流
情報メディアを介在しての交流活動
大阪府立堺東高等学校 杉森 良光

 今年,堺東高校に赴任しますと,同窓会がバーチャル同窓会を目指してホームページを開局していました。

  サンフランシスコに勤務している同窓生から「堺東高校の皆さん,お元気ですか?もう20年以上も御無沙汰していましたが,ちょっとウェブをチェックしていて,日本の学校関連のサイトを発見し,もしやと思い………,何と,母校のウェブページを見つけてしまいました。感激の余りに自己紹介もしないでこのメールを書き出しました。…………」というEメールが届いて同窓会の人々とともに大変感激しました。

  そこで,私はデジタルカメラとイメージスキャナーを購入して,学校の活動状況をホームページで作成し,PTA,同窓会や地域の方にリアルに発信し,広く学校に対する理解を得ることに心がけることにいたしました。

  校庭開放の花見のシーン,吹奏楽部の定期演奏会,修学旅行の現地からの報告,体育祭・文化祭の活動状況およびPTAの文化祭での活動,そば打ち講習会,学校公開の予告など,一年間を通してこまめにホームページを更新しましたが,更新した直後のアクセス数が非常に多く,特に,北海道の修学旅行中,テレホンサービスとインターネットを同時に提供しましたが,風景や子供たちの活動状況をイメージで提供できるインターネットへのアクセスが倍以上ありました。その後のPTAの会合でも大変話題になりました。また,部活動の報告として,試合の翌日トーナメント表をスキャナーで取り込んで,サービスすると他校の関係者もよく利用してくれているようです。

  このように電子情報を通して,学校外の人々との簡単なコミュニケーションが活発になることは喜ばしいことですが,年末・年始にあった事件のような影の部分にも注意しなければならないのが,今後の情報教育の必要性ではないかと思います。

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