ブックタイトルICT-Education_No.51

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概要

ICT-Education_No.51

割をするように分担を決める。6グループ全員で協力して作品を制作する。●【発表】(1時間)7クラス内で発表(鑑賞会)する。8文化祭で発表する。●【振り返り】(1時間)9相互(自己・他者)評価する。10授業後の振り返りを行う。4.授業の実践クラスによって媒体が異なるため,制作プロセスではクラスごとに差が見られた。例えばホームページ作成では,文化祭における学校全体の出し物すべてをクラス全員で分担して紹介ページを作成する。このクラスの話し合いは大分難航した。どのグループも自分のクラスの出し物を担当したがったためである。最終的には無事に分担が決まったが,すべてのグループにとって公平感のあるテーマを設定することが大切であるという教訓が得られた。一方,「学校紹介クイズ(スライド)」を作成したクラスでは,ブレーンストーミングを用いて一人一問のクイズ問題を考案し,一人一作品のQ&Aスライドを作成した。最後に生徒全員の作品を合成して一つの作品に作り上げていった。一人一問と決まっていたためか,役割分担や作品制作を比較的スムーズに行うことができた(図2)。(1ネタを挙げる)まず過去の生徒作品を見せて,モチベーションを高めさせた。完成作品のイメージをつかむことができる上に,ライバル心を刺激して意欲を出させることができる。いきなり意見を出すのは難しいため,まずはプリントに各自の考えやアイディアをまとめさせた。●【グループでの企画】(2グループ分け,3話し合い)ブレーンストーミングを行い,自由に意見を出させた。数々のアイディアをグループのなかで共有し,他者のアイディアに触れることで生徒の視野を広げていった。(4プランニングシートの作成)アイディアがまとまったら,図3のようなプランニングシートを作成させる。▲図2学校紹介クイズ紙面の都合上,全クラスの実践を紹介することは不可能なため,本稿では「学校紹介ムービー(動画)」を作成したクラスの授業実践について紹介したい。なお,〈授業実践の流れ〉に示した(1~▲図1文化祭の出し物と役割分担8)は前節での授業計画の各活動に対応している。<授業実践の流れ>●【準備】▲図3プランニングシートの作成例●【グループ作品制作】(5役割分担,6作品制作)9