ブックタイトルICT-Education_No.51
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ICT-Education_No.51
味である。板書中心や教員からのにしている。4.グループワークとペアワー知識伝達が中心の授業展開の場合,また,評価の観点でいうところクと個人ワークの使い分けどうしても生徒が話しているのはの「関心・意欲・態度」「思考・判進行の妨げになることが多い。しかし,敢えて私が自由に話してよいとしている理由としては,授業を聞くことや実習などの作業を始めることで疑問が浮かんでも,その疑問をすべて教員にぶつけることはできず,また,わからない内容を言葉にすることによってわかる,あるいはほかの生徒に教えることによって理解が進むことが多いと考えているためである。(2)生徒が考える時間を多く情報の授業では実習の前に教員が数多く説明し,注意点をたくさん伝えることが多い。しかし,注意点はすべて伝える方がよいのだ(1)ペアワークの利点と欠点本校のコンピュータ室は「コの字+島型」という少し特殊な形をしている(図2)。この形はコンピュータ室がやや狭いために,机間を回るスペースを作る必要があり,壁面を最大限に広く取った結果,この形を採用したという経緯がある。断・表現」の項目はペアワークや後述のグループワークが適していると考える。しかし,欠点としては,いわゆるできる生徒が苦手な生徒にすべて教えてしまい,苦手な生徒が何も覚えないという場合がある。これについてはできる生徒に教える余裕を与えないような発展課題を用意し,教えることより新しいことを理解することに熱中させるように促している。この方ができる生徒もできない生徒も,どちらも必要な事柄を学習することができる。例えば,2進数の単元では多くの生徒は1時間で2進数を理解ろうかとの疑問があり,私の授業では注意点はプリントにまとめ,▲図2本校のコンピュータ室するのに精一杯であるが,できる生徒には16進数の考え方のプリその説明は最小限にとどめるようにしている。注意点はすべての生徒にとっての注意点ではなく,そ机間を回ることを重視した構造になっているため全員が前を向いて何かをするということには適しントも用意し,生徒自身で考えて解かせるようにしている。(2)個人ワークの利点の注意点に引っかかるのは多くても半数~7割程度であろう。7割も間違えるなら説明をすべきであるという考え方が多いかもしれないが,私は3割も間違えないのに無駄な説明を細かくする必要はないと考えている。そして,実習を行っていて混乱ていない。そこで,発想を転換し,ペアワークでお互いが中間モニタのサンプルを見ながら一緒に考えて同一の実習を行う,互いに教え合うといった指導にすることで,授業がスムーズに進むようになった。本校はコンピュータ2台あたり1台の中間モニタがあるため,数時間かけて達成する課題の場合,生徒間の進度の違いが出ることが多い。また,より高いレベルに挑戦できる生徒と基本レベルをきちんと理解したい生徒との差もあるため,ペアワークやグループワークは適さない。その場合,従来から行われている個人ワークがしやすいポイントはどの生徒も同ペアワークが有効であるといえる。主になるが,ここでは自らを振りじことが多く,その部分をプリントにまとめればよい。口頭や実演をしなければ絶対できないというケースもほとんどない。また早く実習が終わってしまった生徒にも常に発展的な課題を用意しておくことで,学習をしていない無駄な時間を作らせないよう返る機会を必ず取る必要がある。例えば,毎時間授業の最後に振り返り用紙を書かせることや,進捗を管理するような用紙を用意す14