ブックタイトルICT-Education_No.51
- ページ
- 18/36
このページは ICT-Education_No.51 の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ICT-Education_No.51 の電子ブックに掲載されている18ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ICT-Education_No.51
本気で問題解決の実習を実施して発見された新たな課題─キャリア教育「浜市ふるさと講座」とのクロスカリキュラム─浜松市立高等学校矢頭勇iy32075@city.hamamatsu-szo.ed.jp1.概要浜松市立高等学校(以下:本校)は創立110年を超える伝統校で,平成17年度より女子校から男女共学化,急増した浜松市の外国人に対応して,平成19年度から外国籍を有する生徒のためのインターナショナルクラスを設置した。平成17年に浜松市が広域合併で人口80万人越の政令指定都市となり,在校生の約90%が浜松市民で占めるようになった。本校は文武両道・規律ある進学校を目指し,平成24年度には全国大会に10もの部活動が出場,4年制大学に345人(うち国公立大学129人)が進学している(卒業生406人)。本校での情報科は,平成23年度より「情報A」を2年・3年で1単位ずつ分割履修をしている。今回は,平成23年度より2年生で実施している問題解決の実習について,キャリア教育とのクロスカリキュラムの経過,実習の概要・実施して発見した新たな課題を紹介する。はまいちふ2.キャリア教育「浜市るさと講座」について(1)概要キャリア教育「浜市ふるさと講座」とは,平成22年度に着任した,本校初の民間人校長山本秀人先生(前職:浜松信用金庫人事部長)の発案によるものである。これは,1大学進学を目指す生徒にこそ働く意識,キャリア意識を持って大学選びをしてほしい,2地元を知り,地元を好きになることが,その地域で働く意欲になるという目的に基づき,浜松市の歴史・文化,浜松発の国際的な企業(スズキ,ホンダ,ヤマハ,浜松ホトニクスやさまざまなベンチャー企業)が生まれた地域性や経済的背景などを学び,浜松のよさを知ることで,浜松で働く意欲を育みたい,ゆくゆくは地元の浜松をリードする優秀な人材に育ってほしいという願いを込めて立案された。(2)内容この活動は,LHRと総合的な学習の時間を併用して1年次で4回,2年次で3回の講演会を行った回日テーマと演題講師1平成23年6月23日浜松の歴史と文化徳川家康と浜松浜松市立内山真龍資料館館長坪井俊三氏29月20日社会・経済の仕組みと地方経済浜松信用金庫審査部長平井正大氏311月15日浜松の産業構造研究Ⅰ(ものづくり都市浜松)(株)CAIメディア代表取締役社長福地三郎氏あなたの夢は何ですか?4平成24年2月28日これからの浜松将来像実現に向けて浜松市役所企画調整部企画課金子哲也氏510月25日浜松の産業構造研究Ⅱ(ものづくり都市浜松)やまと興業㈱代表取締役社長小杉昌弘氏さぁ、世界というステージへものづくりは人づくり夢づくり611月13日グローバル社会と浜松浜松信用金庫本店営業部長三輪久夫氏7—1ブレーンストーミング(問題解決の実践)みんなでアイデアを出してみよう!「浜松まちなかのにぎわい再生」「情報」とのクロスカリキュラム7—2平成25年2月14日職業研究会企業説明会の模擬体験▲表1浜市ふるさと講座の内容聖隷病院・ホテルオークラ・遠州鉄道(株)・スズキ(株)・浜松信用金庫・(株)JTB中部・静岡新聞社・浜松市教育委員会・浜松市役所・浜松市消防局・清水海上保安部16