ブックタイトルICT-Education_No.51
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ICT-Education_No.51
(表1)。2年生の2月には市内企業の人事担当者に参集してもら転・外国人(主に日系ブラジル人)の急激な増加など,高校生が平成24年度の実習は,「浜松にある有形・無形の資源を活用してい「模擬会社説明会」を開催した。理解できる問題があることと,在浜松を世界から注目される都市に(3)キャリア教育と問題解決実習とのコラボの経緯前項で示した計画のほとんどは講演会形式であり,講演会はどうしても生徒にとって受け身の活動校生の約90%が浜松市民で浜松の問題を共有できているという好条件を活かして「浜松の活性化」を課題とした問題解決実習を行うことにした。する」をテーマに行った。これは,平成23年度での同実習「浜松のまちなかを活性化するには」から改良したものである。「有形・無形の資源」とは自然,立地条件,産である。そこで,生徒が自ら考え業,文化,歴史,風土,人材を指3.情報科での授業実践行動する「能動的」活動として,す。資源の発見は,講演会の内容浜市ふるさと講座に「みんなでアイディアを出してみよう!浜松まちなかのにぎわい再生」を計画した。しかし,LHRや総合の時間では時間数が足りず,授業担当者(クラス担任・副担任)では充分な問題解決の指導ができない点が懸念された。また,情報科では問題解決実習で,生徒が本気で考え,本気で取(1)準備平成23年度の2年生で「浜松のまちなかを活性化するには」というテーマで問題解決を行った。その反省で1テーマが曖昧2実習中の技術指導は効率が悪いという課題が挙げられた。そのため,今年度は本格的な実習に臨む前に必要となる知識・技術を1~2学期に分散的に行った。特にブレーンと実習の情報検索で行うことを想定した。「世界から注目される都市」とは,「外国から多くの観光客を招く」という狭義なものではなく,浜松という都市の活性化という「目標」の設定である。(3)実習・発表実習は6人構成の7グループを基本としてグループ分けをした。グループ分けの方法,グループ内り組み,できれば提案を実施できストーミングとKJ法については,の係は,授業担当で異なるので割る題材(課題)を探していた。そこで,浜松市がJR浜松駅周辺の歩行者減少・商業施設の郊外移例題を示して2~3回の練習を行った。(2)明確な課題の設定愛する。解決案はグループ毎で1案作成する。スライド作成・発表は担当者やクラスの進度により異なる。時期と時間数項目主な内容7月1時間問題解決とは?講義グループ内で共有した解決案をも準備7月1時間スライドの作成スライドの操作7月1時間ブレーンストーミング方法と練習とに個人でプレゼン準備をしたク9月2時間KJ法練習(2回)ラスの発表は,グループ内選考会9~10月4時間表計算四則演算・関数・グラフ2月実習中に配布文章(論文)の書き方プリント11月1時間ブレーンストーミング問題の発見・内部探索11月1時間KJ法問題の発見・内部探索をして代表各1人がグラス内発表をする方法や,各グループから1インターネット等で検索12月3時間情報の収集人ずつ集め,7人グループを再編問題・資源を見つける実習の候補となる問題・成し,そのなかで相互に発表をす実習12月実習中に交代中間報告有効な資源とその活用・解決案・提案を教員に相談し助言を受けるる方法など,クラスの状況に合わせて工夫した。スライド作成をグ1月2時間解決案・提案の作成スライド作成発表原稿の文章化ループ内で分担して作成したクラ2月2時間発表準備2月1時間発表スの発表も,最終的にはグループ代表者がクラス内で発表をした。▲表2情報科での問題解決実習の指導計画17