ブックタイトルICT-Education_No.51
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ICT-Education_No.51
クラスの実態を探れ─Excelの集計・グラフを活用したレポート作成実践─大阪府立春日丘高等学校大岡成樹s-ooka@kasugaoka.osaka-c.ed.jp1.みんなはどうなんだろう?2.授業計画にあたって表計算ソフトは,高校生にはあ(1)従来の授業計画まりなじみがなく,データ分析に本校では,2年生の「情報C」もなかなか興味がわきにくい。の授業で,ExcelとWordを活用しところで,「お小遣いの額は?」て,これまで統計局のデータを自「男女の恋愛観は?」「どれぐらい分のテーマ設定に合わせて加工・勉強しているのか?」「どんな仕草活用し,データ処理・分析とレに惹かれるのか?」など,生徒達ポート作成の実習授業を行ってきは,お互いに興味を持っているもた。のの,意外とそういう話題は避けしかし,そもそも統計データがているようである。示すデータの意味を理解することそこで,「みんなはどうなんだろとやその処理の難しさから,レう?」という興味を原点に,「クラポートの作成指導までなかなか行スの実態を探れ」というテーマ設きつかないのが現状であった。そ定で,社会学的視点から自分達でこで,この単元(8時間分)を使課題設定をし,クラスメートへのい,自分のクラスの実態を探る調アンケート調査・データ分析を行査レポートを作成するという授業い,レポートを作成するなら,非計画を設定した。常に興味を持って授業を受けるの(2)授業の目標ではないかというのが本実践の本校の情報科では,1年間に五きっかけであった。つのプロジェクトを設定し,グまた,グループで行うことで技ループ単位で取り組んでいる。グ術的なことを教師に安易に頼らなループワークと相互評価を行うこい授業作りと,レポートを生徒間とで,非常に質の高い授業を行えで相互評価させることで,読み手てきている。このプロジェクトで(評価者)の視点から,レポートは,ソフトウェアの操作方法のマ作成における注意点を効果的に学スターを前提として,以下の目標ぶことを目的においた。を生徒に示した。1レポートのテーマを設定するどんなことに興味を持ったか。2テーマに沿って質問を考える分析しやすいように質問・回答を作成する。3回答のシミュレーションを行う仮説とモデルケースを考える。4調査(マークシート)アンケートの記入と集計を行う。5データの表・グラフへの加工集計データを加工する。6共同レポートを作成レポートとしての体裁・統一性を図る。(3)実際の授業計画時表計算レポート1基本操作テーマ決め2関数処理質問票作成3グラフ作成質問票作成4プレレポートアンケート5データ処理・クロス集計6グラフ作成・考察7共同レポートの作成8相互評価▲表1本実践の授業計画第1~3時では,Excelの基本操作・関数・グラフ処理を学び,同時にレポート課題の設定とアンケートの質問票の作成時間にあてた。なお,質問票を作成する際に,人権上問題となるような質問がないかどうかのチェック・指導を細かく行う必要がある。特に,本校では国際交流を推進しており,留学生が毎年授業を受けているため,20