ブックタイトルICT-Education_No.51

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概要

ICT-Education_No.51

小学校の情報教育実践例嘉麻市内小中学校での情報教育実践例─組織的なサポートで子どもの情報活用能力向上を─嘉麻市教育センター情報教育支援教員池田勇kamaken9@gmail.com1.はじめに新学習指導要領は,小学校では平成23年度,中学校では平成24年度に完全実施となった。情報教育は旧学習指導要領から引き続き,各教科に渡って重要性を増している(図1)。教育の情報化ビジョ※注1ンでも,「21世紀を生きる子どもたちに求められる力」として期待されている。2.嘉麻市の情報教育サポート体制嘉麻市教育振興基本計画として,第2次嘉麻市教育アクションプラ※注2ンを発表し,小中学校の1学級30名以下の少人数指導実現などの教育施策を実施している。同プランにおける情報教育推進事業として,市教育センターに情報教育支援教員を1名配置し,市内小中学校の情報教育の授業支援を行っている。情報教育支援教員は市内12小学校と5中学校の情報教育担当者・校長会教頭会担当者・教育委員会・教育センター等で構成される情報教育推進※注3協議会の運営を行っている。この組織が学校の情報化の要となっている(図2)。▲図1情報活用能力と小中学校各教科等との関連本稿では,福岡県嘉麻市の小中学校において,筆者が情報教育支援教員として行っている情報教育の実践を中心に紹介する。なお,小中学校には「情報科」がないこと,情報機器等の操作習得の面から,情報教育とICT利活用が混在する内容となっている。あらかじめご理解を頂きたい。▲図2嘉麻市情報教育推進協議会での様子また,PTAとも連携して保護者を対象とした情報モラル研修会(図3)等での講師を行い,子どもの利用実態の把握や家庭内での情報モラルの指※注1:文部科学省2010「教育の情報化ビジョン」http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/__icsFiles/afieldfile/2011/04/28/1305484_01_1.pdf参照。※注2:嘉麻市「第2次嘉麻市教育アクションプラン」http://www.city.kama.lg.jp/file/temp/6706768.pdf参照。※注3:嘉麻市情報教育推進協議会http://www.kama-edu.jp/jousuikyogikai/参照。関連資料なども一部公開している。24