ブックタイトルICT-Education_No.51
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ICT-Education_No.51
小学校の情報教育実践例導について協力を得ている。市教育委員会生涯学習課内にはメディア依存等を指導する情報モラル講師が在籍し,児童・生徒・保護者を対象とした講演や,就学前の子どもを持つ保護者への啓発を行っている。・基本的な操作の習得・「道徳」での情報モラルの指導(2)小学校1・2年生における情報教育まず,小学校1・2年生における情報教育の内容を紹介する(表1)。▲図3PTA研修会の様子。SNSとスマホについて1・2年生基本的な操作パソコン室の機材や利用の仕方ハードウェアの名称電源の入れ方・終了の仕方マウス操作アプリケーションソフトの起動等お絵かき,カレンダー,名刺作りキーボード(かな入力・名前など)デジカメで虫・植物などの撮影モ個人情報を守ろう(図5)ラル保護者と一緒に使おう困ったときは大人に相談しようなど▲表1小学校1・2年生での情報教育の学習事項3.小学校における情報教育(1)小学校向けモデルカリキュラムの作成情報教育推進協議会では,昨年度,全教員を対象に「情報教育とICT活用事例」のアンケートを実施した。そこで集約された事例を通じて,目標とする情報活用能力(情報教育リテラシー)を主軸にしたモデルカリキュラム案を作成した。市内の各小学校では,今年度の年間指導計画に組み入れられている。なお,小学校学習指導要領総則では,情報教育について次のように定めている(図4)。各教科の指導に当たっては,児童がコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段に慣れ親しみ,コンピュータで文字を入力するなどの基本的な操作や情報モラルを身に付け,適切に活用できるようにするための学習活動を充実するとともに,これらの情報手段に加え視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図ること。▲図4小学校学習指導要領総則より引用。下線は筆者これらの内容が関連する各教科に組み込まれ,学期ごとに目標を立てて授業が行われている。デジカメは接写や耐衝撃性能が高く,価格も手頃であることから,児童へのICT機器のきっかけとして最適な道具となっている。それぞれの児童が撮影した写真を拡大表示し,児童が口頭で説明するなどの活動に使われることが多い。ワープロ作品は小学校向け教育統合ソフトを使い,マウス操作中心の作品となっている。マウス練習では,「ポケモンPCチャレン※注4ジ」の利用が広まっている。情報モラルは,学校や家庭での生活指導と密接した内容で行っている(図5)。以上の総則や解説の記述を踏まえると,次の4つがポイントとなっている。・各教科での活用・総合的な学習の時間での活用▲図5小学校2年生の情報モラル(個人情報の保護)の授業※注4:ポケモンPCチャレンジhttp://pc.pokemon.co.jp/about/25