ブックタイトルICT・EDUCATION 2018特別号
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ICT・EDUCATION 2018特別号
「問題解決で一番大切なのは具体的な理想であり、理想を具体的にすればするほど、より具体的な解決方法が見えてきます。そうしたアカデミックスキルズ的な考え方をしっかり提示しないと、単に問題を調べただけで終わってしまう。でも、このIE図を使うことで、彼らは自分たちがいま何を目標としているのかを常に確認することができます。また、プレ発表の際にもIE図をもとに説明させると、自分たちが作ったIE図と発表内容に齟齬がないか一瞬でわかります。そこで軌道修正もできるので、IE図を使い始めてから発表が格段に良くなりました」 情報の科学を通じて生徒に一番学んでほしいのは、問題解決の考え方だ、と語る小原先生。「なぜ?」「どうして?」という疑問を論理的に考える癖をつけ、それを科学的に理解したうえで、物事を判断したり、提案したりする能力を養うことをこの教科の一貫したテーマとして掲げている。 最後に、2022年の次期学習指導要領で科目構成が変わることについてはどうお考えだろうか?「学校はひとつのチームであり、教5W1Hの「Why」を残りの4W1Hを使って展開。左側には具体的な理想を展開し、右側下段には項目ごとの現実を拾い上げ、上段にはそれに対してどうしたら理想に近づけることができるかを展開する。問題の理想と現実をひと目で理解することができ、より具体的な問題解決の学習が可能になる。(※1)理想具体的な理想H W W W W具体的な現実現実