ブックタイトルICT-Education_No.52
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ICT-Education_No.52
3.一般的なアクティブラーニングの事例(ソーシャルリーディング)(1)授業について実施している授業は1年次の必履修科目「社会と情報」である。1クラス40人単位で教科書と『情報最新トピック集高校版』(発行:日経BP社/発売:日本文教出版)を活用している。(2)実施内容知識の獲得のために座学で学習する内容について,2種類のグループ編成で行う授業である。モチベーションに差があるメンバーでも,40人全員を主体的に学習させたいという考えから,通常は座学で行う単元を生徒主体で行った。(3)実施方法1)グループ編成一人あたり,二つのグループに所属する。一つは単元グループ,もう一つがQ&Aグループである。▲図3単元グループとQ&Aグループ単元グループは同じ単元を担当するメンバーどうしで着席する。Q&Aグループはそれぞれ異なった単元を担当するメンバーが集う。1クラスは40人前後のため,単元グループは4単元に分け,4グループ10人編成である。Q&Aグループは1グループにそれぞれの単元の人が一人ずつで4人編成となり,10グループである。2)授業展開1:単元グループで着席する。自分の担当する単元を確認する。まずは自分一人で担当する単元のページをざっと読み,重要なものや気になるキーワードに「○」をつける。2:Q&Aグループに移動し,着席する。▲図4授業の流れ3:先ほど読んだ単元を,キーワードをヒントにしながら概要を1分でプレゼンテーションする。グループ4人全員が順番に行う。4:各メンバーがテキストを順番にまわし,全単元の質問を考える。考えた質問を付箋に書き,各単元の担当の人のテキストにはる。5:単元グループに移動し,着席する。6:質問に対する答えを,担当したページの中から探す。7:担当したページにない場合,他のテキストやインターネットなど,参考資料をもとに探す。8:担当した質問と答えをメモ用プリントに書く。マインドマップの中で,自分の担当した単元の部分にブランチを伸ばして記入する。▲図5メモ用プリント9:単元グループのメンバーと,質問と調査した答えについてシェアをする。この部分でクロスチェックを行う。クロスチェックで出た情報をメモ用プリントに記入する。10:Q&Aグループに移動,着席する。質問に対する回答をプレゼンする。その後,質疑応答を行う。オーディエンスはメモ用プリントを11