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概要

ICT-Education_No.52

アドバイスがあり,実際に子どもを対象にした広告の事例として,地球温暖化を子どもに伝えるために,食べ終わった棒に元気がない動物のイラストがあらわれるアイスや,子どもの低い目線から見ると違う画像があらわれ,虐待防止のメッセージを表示する看板などが紹介された。以上のことを参考に,各自が小学生に向けて50分の「授業」を考え,発表会を行った。発表を聞いた人はその発表に対し,ポジティブな意見を出すようにした。発表会を踏まえて,次回までに新たな「授業」の企画を考えることを宿題とした。▲図3第3回目の講座の様子(4)第4回目(6/8)目的:表現アイディアを考える。時間活動内容活動形態20min授業のコンテンツを考える座学前回の振り返りとフィードバック50min/70授業のコンテンツを考える2個人作業30min/100プレゼンテーション集合談義15min/115休憩15min/130コンテンツ決定集合談義50min/180グループ分け~分担決めグループ作業▲表4第4回目の展開ネット事業者の講師による「インターネット上でのトラブル・リスクや怖さ」について説明があった。その内容は高額課金,アカウント乗っ取り,情報漏洩,書き込みによるトラブル,ネット空間は完全な匿名性ではないこと,世界中から見られていることなどであった。さらに,こうした内容を教えるときのコツとして,記号やイラストを多用した方がよいとのアドバイスがあった。前時で各自が考えたキャッチコピーの中から,本番の「授業」で使うキャッチコピーを決定した。また,宿題にしていた「授業」の企画案を各自が発表してから,講師のアドバイスをもとに新たに企画を練りなおした。ここでの講師からのアドバイスは「伝える内容を絞る」,「楽しさを伝える」の二つであった。その後,小学生向けのゲームを生徒同士で話し合いながら体験し,それを参考にして新たに企画書を書かせた。▲図4第4回目の講座の様子(5)第5回目(6/29)小学生に教える「授業」は,実際には本校の中学1年生を対象にしたものになること,ただし,小学生向けは変わらないことを伝えた。生徒たちが考えてきた企画の中から,実施する「授業」の内容は「ゲームアクティビティ」と「劇」の二つに決まった。グループ分けをして,それぞれコンテンツの制作に取り掛かった。▲図5第5回目の講座の様子(6)第6回目(7/6)本番に向けて,制作とリハーサルを行った。(7)中学1年生への「授業」(7/8)中学1年生40人を前に情報モラルの「授業」を実施した。生徒たちは最初こそ緊張していたが,次第に落ち着いて,伝えたい事柄を伝えることができていた。講師の方のアドバイスや体験したことなどを取り入れて「授業」をしていた。16