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概要

ICT-Education_No.53

小さなカード(図2)で2進数を扱う練習をします。その後,文字をコード化してモデムのように音の高低で伝達するゲームを行ったり,最後にコンピュータのメモリやCD-ROMで情報を記憶するしくみを解説します。第4章では,データの誤り検出を扱います。図4のようにランダムに並べたカードから1枚を裏返しにしてもらい,後ろを向いていた先生がそのカードを当てる手品を通して,データが変化したことを検出するパリティビットやチェックディジットを体験します。最後に,書籍や商品のバーコードを正しく読み取ったり,細かい傷のついた音楽CDでも演奏できる理由などを通して,誤り検出技術の重要性を伝えます。▲図12進数の実習例▲図22進数の説明図第2章では,画像のビット表現を扱います。最初にマス目に描かれた図形を,白と黒の並びの数を使って数字にする符号化を体験します。続いて自分の絵を符号化した数字を送り,同級生がもとの絵に戻すゲームを行います。最後にコンピュータやFAXでの画像の符号化や圧縮を説明します。図3は授業の様子です。▲図4誤り検出の説明図第7章では整列アルゴリズムを扱います。どんなにコンピュータが速くなっても,大量のデータを並び替えるときは,値の大きさを1個ずつ比較しながら並び替える必要があります。その手順を体験するために,CSアンプラグドでは重さのわからない重りを使い,天秤で重さを比較していきます(図5)。▲図3符号化の実習例▲図5天秤を使った整列の学習例この体験により,生徒はアルゴリズムと呼ばれる一定の手順で操作をしていく必要があることや,27