ブックタイトルICT-Education_No.53
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ICT-Education_No.53
アルゴリズムごとに天秤を使う回数が異なることなどを体験的に学ぶことができます。CSアンプラグドの日本サイト(図6)では,次のような内容を公開しています。・CSアンプラグドの内容・高校での授業案・ワークシートや教材の作成例・授業での事例報告・書籍に含まれていない新しい教材の紹介・日本で改良・開発された教材の紹介・画面でCSアンプラグドを体験できるオンライン教材▲図6CSアンプラグドの解説ページ3.CSフィールドガイドCSフィールドガイドは,CSアンプラグドの作者のティム・ベル博士がニュージーランドの高校生向けの授業のために公開しているサイトです。3年間の情報教育のうち,情報科学に関する内容が解説されています。日本でも,この内容を翻訳し,日本の状況に合わせて公開することになりま※注3した。国は違っても同じ高校生に教えている内容ですから,国内の授業でも使える場面は多いと思います。CSフィールドガイドは現在15個の章があり(表2),現在も作成作業が継続的に行われています。内容はアルゴリズムやユーザインタフェースなど幅広く,CSアンプラグドでも重視されている各種の符号化などが詳しく扱われています。章タイトル章タイトル1導入9誤り制御符号化2アルゴリズム10人工知能3インターフェース11複雑度と計算可能性4プログラミング言語12形式言語5データ表現13グラフィックス6符号化入門14コンピュータービジョン7圧縮符号化15ネットワークプロトコル8暗号符号化16ソフトウェア工学▲表2CSフィールドガイドの内容CSフィールドガイドでは,高度な内容を高校生にわかりやすく伝えるために,本文での説明に加えて,動画や対話的なオンラインコンテンツが効果的に使われています。図7はアルゴリズムの章の画面です。この章では,アルゴリズムの例として,最初に「図書館で3人の学生がそれぞれ違う方法で目的の本を探す」情報探索の動画があり,ランダムサーチや逐次探索と比較して,二分探索のような簡単なアルゴリズムを使うだけでも高速に検索を行えることを理解できるようになっています。▲図7CSフィールドガイドの画面例28