ブックタイトル線 Line No.10
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線 Line No.10
古代からの歴史を学びながら漢字そのものに興味を持つ学習方法 漢字ミュージアムの一階に入ると、漢字がいっぱいの柱が登場。これは「漢字五万字タワー」といって、大漢和辞典に採録された五万字の漢字を中心に書かれています。奥に進むと、漢字の起源とされる甲骨文字を学ぶ「踊る甲骨文字テーブル」が。テーブルに手をかざすと、現在の漢字から甲骨文字へと形が変わり、文字が移動していくものです。そして、フロアのメインとなるのが、全長三十メートルの絵巻で、漢字の歴史を学べるコーナー「漢字の歴史絵巻」。前半は中国での漢字の歴史、後半は日本でどのように漢字が使われてきたかを紹介しています。 「甲骨文字から漢字が生まれて、ひらがな、かたかなへ変化していくなど、歴史といっしょに漢字を学ぶと、一段と興味が深まるのではないでしょうか。」と、漢字単体の学習だけではなく、漢字への興味付けが大切だといいます。ワークショップでは、子どもたちに人気のあるある壁の前に立ち、パーツのマグネットを使いながら、ポーズをつくって撮影します。いわゆる人文字なのですが、二人で協力することもでき、その楽しさに世代を問わず盛り上がっています。他にも、「部首組み合わせタッチパネルかるた」「象形文字を探し出そう」「暮らしの道具の漢字たち」など、競ったり調べたりして遊ぶ工夫の施された展示は、子どもからの注目度が高いようです。 そして、漢字の世界を広げるために、館内ではワークショップを定期的に開催しています。「拓本を取ろう!」「消しゴムはんこを作ろう!」「アイロンビーズで漢字!」「粘土で漢字を作ろう!」「漢字カルタを作ろう!」など、これまでの開催内容は多岐にわたっています。いずれも三〇分から一時間の講座内容で、当日に受付で申し込めば入館料にプラスして教材費三〇〇円程度で参加できます。 不定期に開催する無料イベントもあり、年末年始には、書道家の日比野実氏による「小学生・中学生のための書き初め教室」を開催。季節に合わせた内容が好評を得ています。 1「乾拓であそぼう」では,コインの上に紙を置いてこすると,日本や中国の古いコインにすり込まれた漢字がうきあがります。2 漢字の歴史を学べる30メートルの「漢字の歴史絵巻」。3「部首組み合わせタッチパネルかるた」はお題の部首にカードを組み合わせて漢字を作るタッチパネル式のゲーム。4 入り口にそびえる5 万字の漢字が並ぶ柱「漢字5万字タワー」。5 大人気の「漢字回転すし」は回ってくるお皿をとって,クイズに挑戦!6 大人から子どもまで盛り上がる「体で漢字をつくろう」。自分の体で文字をつくったら撮影して,モニターのコレクションに登録します。ビーズアクセサリーを使って文字を作り、活字はドットでできていることを教える講座なども。ちまたの流行や他の教科と合わせて、漢字を学ぶことを推奨しています。楽しい遊びを取り入れて知らぬ間に漢字の魅力を発見 二階フロアは、約二十以上の体験型展示が並びます。中でも、小学生ぐらいの子どもたちに人気が高いのは「漢字回転すし」の展示です。大画面には、いくつかの魚が泳いでいて、手元のモニターで流れてくる皿を一枚選ぶと、おすしのネタとなる魚の正しい漢字を選ぶクイズがスタート。また、体を使って漢字を表現する「体で漢字をつくろう」という展示は、ブース内に3 2145604