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概要

線 Line No.11

 書写も技能教科の一つです。体育科のようにウォーミングアップに線遊びを取り入れ、鉛筆を正しく持ち手を滑らせて書くことや本時のねらいを習得しやすくするために、できるだけ子どもたちが喜んで取り組めるものを用意するようにしています。?点画、間隔、傾きや長さを 主体的に学ぶ学習 書写学習も他教科と同様、子ども自らが考え、友達同士で見つけることを大切にした授業づくりを疎かにしてはいけません。ときには、間違った文字を提示して、「どこがおかしいのかな」と投げかけたり、子どもたち自身が問題を解決していける展開を仕組んだりしながら、主体的・対話的な学びの授業をしていくことで、より確かな文字感覚が養われると考えます。 常に、私たち指導者は、子どもたちが楽しく感じ、「次の学習が楽しみだな」「もっと書きたいな」と関心・意欲を示し、「どうしたらいいのかな」と考え、導き出せる授業を仕組み、子どもたちが硬筆書写の基本をしっかりと身につけられるようにしていきたいものです。最後に 「文字を書く」ことは、一生続きます。書くことを生涯の仕事と捉え、小学校六年間を通して、子どもたちが「整った文字へのあこがれ」を自分のものにしていってくれることを願っています。替えることができます。 そこで、意外に見落としがちなのが、練習用紙や手本、反対の手の置き方です。練習用紙は書く手の方の胸の前に。手本は書く手と反対の方に。空いた手をしっかり置くこともおろそかにせず、姿勢とともにおさえたい事項です。?正しい字形を正確に書くために 本時のねらいを明確にしたうえで、導入で線遊びを取り入れるようにしています。 も鉛筆の持ち方同様、合い言葉を言いながら学習を始めることで、教室全体がぴしっと引き締まり、学習への心構えもうまれます。授業の途中で、姿勢や持ち方が崩れてきたと感じたら、その都度、合い言葉をつぶやくことで、気持ちも切り また、姿勢についても、教科書のイラストを使って、「足ぴた、背中ぴん、椅子に深く腰掛けて、背中とおなかにグー一個」など、号令を掛けていつも学習をスタートするようにしていくことも、習慣づけになってよい方法と考えます。姿勢2書写力をきちんと身につける【はらいの練習】◆王様にひげ ◆ほうきの毛◆線香花火 など【そりの練習】◆楕円形にはねを書く など15