ブックタイトル線 Line No.11
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線 Line No.11
■原料を溶かしたすき槽から, 簀桁という道具を使って紙料を汲みあげすく, 溜めすき。紙すき体験400 円(入館料別途)。■簀桁を横に振りながら紙料が均等になるようすくい, 水分が落ちるのを待つ。■この簀桁はハガキ6 枚, 名刺5 枚用。■ぎゅっと圧縮をかけたら和紙が簀桁からはがれる。特殊な機械で乾燥させること30 分。完成品は持ち帰りO K。世界一薄い手すき和紙を生む卓越した技術力の源とは 『仁淀( によど) ブルー』と呼ばれる透明度の高い水質から『奇跡の清流』と称され、全国から熱視線を集めている仁淀川。その美しい水が流れるいの町には、良質で豊かな石灰や製紙原料に恵まれたことから、平安時代より紙の町として栄えてきました。高知県の手すき和紙である土佐和紙は、国の伝統的工芸品にも指定されています。その土佐和紙の歴史と用具や製作工程を見学、紙すき体験などができる「いの町紙の博物館」を訪れてきました。 やさしく温かみのある風合いと優れた性質の土佐和紙は、約三百種類という豊富さが特徴です。障子やふすま紙などの建具をはじめ、版画、水墨画、日本画などの絵画用紙、美術品や書物の修復紙に至るまで、幅広い用途に使用されています。特に、土佐和紙を代表し、国の重要無形文化財に指定されているのが世界一土佐和紙(高知県 いの町)2 1348 6 57目指せ!文房四宝博士2 越前和紙、美濃和紙と並ぶ三大和紙の一つである土佐和紙。その土佐和紙発祥の地として知られているのが、いの町です。今回は「いの町紙の博物館」を訪れ、展示や紙すき体験を楽しみながら和紙の魅力に迫ります。高知県 いの町■ベテランの職人による流しすきの実演。きめの細かい薄い紙や半紙に適した技法。毎月第1 日曜日は体験も実施(有料)。■溜めすきの完成品。■「カゲロウの羽」とも呼ばれる世界一薄い手すき紙である土佐典具帖紙は, 薄さと透明感, 強さを兼ね備えた世界に誇る和紙。■職人が流しすきした商品を購入することもできる。1 23 4587618