ブックタイトル線 Line No.11
- ページ
- 3/20
このページは 線 Line No.11 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 線 Line No.11 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
線 Line No.11
また、書写の授業が苦手だという声を、現場でよく聞きます。自分の文字に自信がなくて、苦手意識をもつ先生は案外多いのです。「若い先生に限らず、ベテランの先生でも、 書写の授業が苦手だという方はたくさんい ますが、先生の文字の良し悪しだけで授業 が左右されるわけではありません。一時間 の間に、先生が一度も筆を持たなくても、 よい授業はできるということをまず伝えた い。体育の授業と同じ。先生が必ずしも跳 び箱を跳ばないと教えられないわけではな い。子どもが跳べるように指導できればい いですよね。書写指導も、子どもたちが学 べる手立てがあればいいと考えています。」Special Interview一期一会を楽しむ小学書写の授業を。山内有香子Yukako Yamauchi神戸女子短期大学幼児教育学科教授 教育現場では、書写の授業が苦手という先生方の声を聞くことがあります。そこで、小学校の書写指導において、第一線で活躍されてきた山内先生に、長年現場で培ってこられた経験によるこだわりや現場での取り組みなど、貴重なお話を伺ってきました。神戸市授業マイスターの就任により授業の動画をイントラネットで配信 平成二十六年度より神戸市教育委員会が、優れた教育指導力を有する教員を、神戸市授業マイスターとして認定するシステムを導入。認定された教員の授業は、学校イントラネットを通して神戸市の教員に幅広く配信し、授業力向上の一つの手立てにしています。山内先生は神戸市立高津橋小学校に勤務されていた平成二十八年度に、書写の指導実績が認められて、神戸市授業マイスターに就任しました。「ここ数年、若い先生が急激に増え、日々の 教育活動のなかでベテランの先生に学ぶこ とが難しくなっています。そこで、神戸市 授業マイスターの授業を動画で配信してい るのです。どの先生も、学校のデスク上で 好きなときに、参考にしたい授業の動画を 見ることができます。本来ならば、先輩の 授業を見たり、自分で授業を公開したりし ていくのが理想的ですが、毎日はなかなか 時間が取れないのが現状。このシステムを 利用すれば、いつでもベテランの先生の授 業を参考にすることができるのです。」03